竹島でサザエ漁の写真みつかる
日本の生活圏の証拠また一つ
韓国占拠前の昭和初期
竹島産のサザエを扱ったとみられる森山缶詰の缶詰工場内の写真。裏面に「十三年一月 缶詰工場半分」の説明書きがある(島根県竹島問題研究会提供)© 産経新聞 提供
韓国が不法占拠する前の昭和初期、竹島(島根県隠岐の島町)で採ったサザエが隠岐の島町で缶詰やボタンに加工され、販売されていたことが19日、県竹島問題研究会の調査で分かった。当時の工場の写真が見つかり、証言などから裏付けた。研究会は、韓国が竹島に警備隊を常駐させて不法占拠した昭和29年より前に、同町の住民が竹島を生活圏としていた有力な証拠の一つとみている。
発見された写真は、サザエ加工会社「森山缶詰」の工場での作業風景を写したとみられる数点。うち2点の裏面にはそれぞれ「昭和十三年一月 釦(ぼたん)工場半分」「十三年一月 缶詰工場半分」と説明書きがあった。
同社社長を務めた故森山秀之助さんの長女、手崎りえ子さん(70)=千葉県白子町=方で今秋、見つかった。手崎さんは「(森山さんは)『竹島に何度も行った』と話していた」と証言。研究会は、別の漁業者の日誌からもサザエ漁のため竹島に行った事実を確認しており、工場のサザエは「竹島産」と結論づけた。
研究会は「竹島の漁獲物を利用した経済活動が隠岐で行われていたことがより明確になった。わが国の領土であることを補強する有力な資料」としている。2014.12.19 産経新聞
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