2017年8月30日水曜日

2017年8月19日土曜日

大腸菌が録画装置に変身

大腸菌が録画装置に変身 DNAに動画を記録、再生に成功!
*ゲノム編集技術で生きた大腸菌のDNAに記録された後、再生されたアニメーションの1コマ(セス・シップマン氏提供)

 「あの動画のデータ、どこにあったっけ?」「試験管の中で培養している大腸菌に保存してあるよ」。未来の世界ではこんな会話が普通に交わされ、デジタルデータの保存媒体はハードディスクやフラッシュメモリーから微生物に置き換わっているかもしれない。
動画データを人工DNAに書き換え
 米ハーバード大などのチームは7月、生きた大腸菌のDNAに動画データを記録し、再生することに成功したと英科学誌「ネイチャー」に発表した。生物の遺伝情報の本体であるDNAを自在に改変できるゲノム編集技術を応用した成果だ。

 DNAはアデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)という4種類の塩基と呼ばれる物質が長く連なってできている。塩基は文字に相当し、複数の組み合わせ配列で遺伝情報を表す。同大のセス・シップマン研究員は、馬が人を乗せて走る様子を映した5コマからなる数秒の白黒動画のデジタルデータを、人工DNAに書き換えた。
 動画の各コマは縦26、横36の計936のマス目からなり、これらを濃淡の異なる白黒の21色で塗り分けて全体の画像を表現している。マス目の一つ一つが画像を構成する色の最小単位(ピクセル)だ(以下略)。2017.8.19 11:00 産経
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2017年8月17日木曜日

@BarackObama

Barack Obama @BarackObama
"No one is born hating another person because of the color of his skin or his background or his religion..."
9:06 - 2017813

南極を覆う氷床の下に世界最大級の火山

南極を覆う氷床の下に世界最大級の火山 調査員「予想外の発見」
南極を覆う氷床の2km下に世界最大級の火山地域があることが明らかになった
南極を覆う氷床の2km下に世界最大級の火山地域があることを、スコットランド・エジンバラ大学の研究者らが明らかにしました。

南極を覆う氷床は分厚く、火山の存在を直接的に確認することはできません。そこで、研究者らはレーダイメージングを使って火山の仰角モデルをデジタルで作成。確認された起伏が火山であるかどうかを調べるために、高さと幅の比率に基準を設け、さまざまな角度からデジタルモデルを確認して判別を行いました。
West Antarctic Rift System」と名付けられた地域から178個の円錐状の構造を発見。そのうち138個が火山だと結論づけました。発見された火山は100mから3850mの高さで、138個のうち91個はこれまでに確認されていなかったものでした。また、この地域には約12400平方キロメートルに1つの火山があると計算されており、世界で最も大きな火山地域の1つになると見られています。
*発見された火山の分布は以下のような感じ。

発見された火山が活動状態にあるかどうかは、記事作成時点では不明。 調査を行った1人であるRobert Bingham氏は「こんなにも多くの火山が見つかるとは予想していませんでした。

この地域は、ニーラゴンゴ山やキリマンジャロ、ロンゴノット山など数々の活火山が集中している東アフリカよりも大きく、世界で最も密度の高い火山地域になりそうです」と語っています。 2017815 1230 GIGAZINE(ギガジン)

2017年8月16日水曜日

「病は気から」の仕組み

「病は気から」の仕組み、マウスで解明 北海道大
*ストレスで胃腸の病気になる仕組み
 ストレスで胃腸の病気や突然死を招くメカニズムを、北海道大の村上正晃教授(免疫学)のチームが解明し、15日付のオンライン科学誌イーライフで発表した。ストレスで起こる脳内の炎症が関わっていた。「病は気から」の仕組みが裏づけられたといい、ストレス性の病気の予防や診断への応用が期待される。

 チームは、睡眠不足など慢性的なストレスをマウスに与えた。そのマウスのうち、自分の神経細胞を攻撃してしまう免疫細胞を血管に入れたマウスの約7割が、1週間ほどで突然死した。一方、ストレスを与えただけのマウスや、免疫細胞を入れただけのマウスは死ななかった。
 突然死したマウスを調べたところ、脳にある特定の血管部分にわずかな炎症があることを発見。炎症はこの免疫細胞によって引き起こされ、通常はない神経回路ができて胃腸や心臓に不調をもたらしていたことがわかった。

 村上教授は「同じストレスを受けても、この免疫細胞の量や脳内の炎症の有無によって、病気になるかどうかが分かれると考えられる」と話している。(森本未紀)2017815 2121分 朝日

2017年8月10日木曜日

iPSから血小板量産

献血頼らず輸血、iPSから血小板量産 国内16
 製薬・化学関連の国内企業16社は体のあらゆる部分になることができる万能細胞「iPS細胞」を使い、血液の成分である血小板を量産する技術を世界で初めて確立した。これまでは献血に頼っていた。大学発ベンチャーのメガカリオン(京都市)の事業に大塚製薬グループやシスメックスなどが協力した。来年にも臨床試験(治験)を始め2020年の承認を目指す。
 今回量産のめどが付いたのは血小板の血液製剤。この血液製剤は外科手術時や交通事故の被害者など止血が必要な患者に使う。血小板の輸血は国内で年間80万人が受けており、国内市場規模は薬価ベースで約700億円。米国は国内の3倍以上の市場規模を持つ。

 開発主体のメガカリオンによるとiPS細胞を使って血小板を製造するコストは献血を使うよりも大幅に安いという。冷蔵保存できず4日しか持たない献血由来の血小板に比べ、iPS細胞から作れば無菌化により2週間ほど保存できるため保管コストも安くなる。
 ウイルスなど病原体の混入も防げる。献血に混入したウイルスが薬害エイズ事件やC型肝炎の感染拡大などを引き起こしたが、iPS細胞で作ればこのリスクを回避できるようになる。
 iPS細胞を使えば、これまでも研究室で1~3人分の血小板は作れたが、数千人分を一度に量産するには細かな条件の設定や特殊な添加剤が必要になる。フィルターで異物を除去し、血液製剤を包装する工程などにもノウハウがある。これらの要素技術を各社が持ち寄り、実用化のめどを付けた。2017/8/7 2:00 日経