2015年11月29日日曜日

羽生、300点超える圧勝

羽生、300点超える圧勝=宮原初V、浅田3位-NHK杯フィギュア
 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯第2日は28日、長野・ビッグハットで男女フリーなどが行われ、男子はショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)がフリーでも216.07点で1位となり、合計322.40点で優勝し、GPファイナルへの出場を決めた。いずれも歴代世界最高得点で、300点台は史上初の快挙。

2015年11月26日木曜日

彗星の大群が原因か

宇宙空間の謎の現象、彗星の大群が原因か NASA
*当該の恒星からの光は、数多くの彗星の動きで遮られている可能性があるという=NASA
(CNN) 宇宙空間で観測された恒星の明るさをめぐる謎の現象は、彗星の大群が引き起こしているのかもしれない――。米航空宇宙局(NASA)がそんな説を発表した。この現象は専門家にも説明が付かず、地球外生命体関与説まで取り沙汰されていた。
注目されているのは地球から約1500光年の距離にある恒星「KIC 8462852」。天体観測のクラウドソーシングサイト「プラネット・ハンター」のユーザーがNASAのケプラー望遠鏡のデータを解析し、この恒星の明るさが弱まる現象を突き止めた。恒星からの光は、時として20%も暗くなることが分かっている。

これに関して、NASAとともに彗星の大群説を発表したアイオワ州立大学の研究チームは、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡の観測データを解析した結果、「彗星の一群が非常に長い、変わった軌道を描いてこの恒星の周りを周回している可能性がある」「その先頭にある非常に大型の彗星が、恒星の光を遮っているのではないか」という説を打ち出した。
NASAによれば、ケプラー望遠鏡では「可視光線」のみを観測しているのに対し、今回の観測では赤外線を調べたという。
アイオワ州立大学のマッシモ・マレンゴ准教授は、この説を裏付けるためにはさらなる観測が必要だと指摘。「この星はとても変わっている」「この星の周辺で、まだ我々が知らないことが起きているのかもしれない。だからこそ面白い」とコメントしている。

この現象については地球外知的生命体探査プロジェクトの「SETI」も10月から観測に乗り出していた。これまでのところ、地球外生命体の存在をうかがわせるような電波信号は検知されていないという。2015.11.26 Thu posted at 15:00 JST

2015年11月24日火曜日

Ko Olina2

Ko Olina







2015年11月21日土曜日

Ko Olina

Ko Olina
 ホノルル近辺はポピュラーになりすぎか、ホームレスの増加もあって治安の悪化か、果てまたあまりの「世俗化」に飽きられてきたのか?
この度は、空港を挟んで西側のKo Olinaを訪れた。高速道H1の交通量の増加にまず驚かされた。3年前はむしろ閑散としていたと思うが、今や大都会並みの混雑。聞けば、モノレールを建設中とか(タクシー運転手の話では6年後、ホテルでは3年後の開通予定と言っていた)。確かに道中それらしき建造物を見た。
 Ko Olinaはカメハメハ大王の世には、いわゆる”power spot”であり、近年まで土地が解放されなかったそうだ。ひところ初めてJALが一部を買い取りホテルを持っていたが、どうも中途半端な財力では成り立たず頓挫したようだ。今では、マリオットのリゾートクラブやディズニーのホテルが建てられ急速に発展しつつある。
 オアフ島一周巡りをしてみた印象では、全島が「観光地化」を拡大し、その道を歩んでいる。パイナップルファーム、サーフィンのメッカ、ガーリックシュリンプ、有機野菜・果物、ジュラシックパークのロケ地、マカデミアナッツ農園などなど。
 ハワイはいいところ!マウイ島やbig island等々もあるし・・・・。

マリオット コオリナ

夕日

North Shore


マカデミアナッツファームで

氷河期の絶滅ライオン、生後数週間で死亡か

氷河期の絶滅ライオンの新画像、生後数週間で死亡か
発見場所にちなみ「ウヤン」「ディナ」と命名
20158月に凍った状態で発見された2頭のホラアナライオンの子ども

 シベリアで凍った状態で見つかった絶滅種ホラアナライオンの子ども2頭について、ロシアの研究者が1117日に記者会見を開き、発見の経緯や2頭が死亡したときの状況を推測した。
 ホラアナライオンは、約1万年前に絶滅したと考えられる現生のライオン(Pantheral leo)の亜種。今回見つかった子ライオンは、シベリアのサハ共和国でマンモスの牙を探していた人々によって発見された。当初はそれが何ものかよくわからず氷河の中に置いておいたが、その後、分析のためヤクーツクの科学者のもとに送った。

生後23週間で巣穴崩れたか
 2頭は、発見場所であるウヤンディナ川にちなんで「ウヤン」と「ディナ」と名付けられた。先史時代のネコ科の動物がこれほど良好な状態で発見されたのは初めてで、今後より詳しい情報が得られるとみられる。
 サハ共和国科学アカデミーの古生物学者アルベルト・プロトポポフ氏によると、2頭は生後わずか23週間で死亡したらしい。乳歯はまだ歯肉から出てきていなかった。

 プロトポポフ氏は、ウヤンとディナは巣穴が崩れて土に埋もれて死んだのだろうと推測する。悲劇的な出来事だったが、子ライオンたちがこのようにして死んだことが、良好な状態での保存につながった。彼らの死体は凍りついた状態で12000年以上にわたって地中にあり、今年の夏のウヤンディナ川の洪水によって初めて地表に露出したのだ。
 本当の研究はまだ始まったばかりである。ホラアナライオンは、これまで骨と足跡しか発見されていなかった。ウヤンとディナは、特徴的な厚い毛衣から内臓まで、絶滅したホラアナライオンの軟組織を初めて見せてくれるのだ。

遺伝子解析や年代測定も
 プロトポポフ氏は、近いうちに遺伝子解析も行いたいとし、「ホラアナライオンと現生のアフリカライオンの血縁関係の近さも明らかになるでしょう」と言う。(参考記事:「初期人類はホラアナライオンを狩っていた?」)

 ウヤンとディナが死んだのが12000年以上前であることはわかっているが、科学者たちは、放射性炭素年代測定法により、その年代をもっと正確に決定したいと考えている。さらなる研究により、彼らがどんなものを食べていて、極寒のステップ草原にどのように適応していたかも明らかになるだろう。2015.11.20 ナショジオ

世界の気温、過去最高をまた更新

世界の気温、過去最高をまた更新 限界に近付く?
*強いエルニーニョの影響で、今年は観測史上最も暑い1年になるとみられる=NOAA
(CNN) 米海洋大気局(NOAA)は19日、10月の世界の平均気温が平年を0.98度上回り、観測史上最高を記録したと発表した。
10月の気温としては、NOAAの136年の観測史上で最も高く、平年との差も史上最大。これで世界は6カ月連続で記録的暑さが続き、10カ月中7カ月で史上最高を観測した。
米航空宇宙局(NASA)や日本気象協会も、10月の記録的な暑さを観測している。今年1年間の気温も、昨年の記録を抜いて観測史上最高になるのは確実だ。
今年の暑さは強いエルニーニョの影響による。この現象のため太平洋の熱帯地域で海水温が上昇して世界の気温を押し上げた。

地球温暖化を巡っては、気温2度までの上昇が抑制の限界と言われる。専門家によれば、この限界を超えて上昇した場合、大規模な山火事が増え、ハリケーンの強さが増し、さらに多くの種が絶滅の危機にさらされ、北極の氷は解け続け、穀物生産が減り、淡水の供給量が大幅に減る可能性がある。2015.11.20 Fri posted at 15:01 JST

2015年11月20日金曜日

金にまつわるユダヤの格言・続

金にまつわるユダヤの格言・続
施しをするときは誰にも知られずこっそりとやりなさい。

体は心に依存している。心は財布に依存している。お金は悪でも呪いでもない。それは人を祝福するものである。

人は金銭を時間よりも大切にするが、そのために「失われた時間」は金銭では買えない

金持ちをほめるものは、金持ちをほめているのではなくカネをほめているのである

人を傷つけるものは三つある。悩み、いさかい、空の財布。そのうち空の財布が最も人を傷つける。

聖書は光を投げかけ、金は暖かさを投げかける。金貨が鳴れば悪口が静まる。

人がこの世を去るとき、銀、金、宝石、真珠を携えて行くことは出来ない。

1111カラットのダイヤ

「歴史的発見!」 1111カラットのダイヤ見つかる 史上2番目、ボツワナで
カナダのダイヤモンド探鉱会社ルカラ・ダイヤモンドがアフリカのボツワナで発見した史上2番目の大きさとなる1111カラットのダイヤ原石(同社HPから)
 カナダのダイヤモンド探鉱会社ルカラ・ダイヤモンドは18日、史上2番目の大きさとなる1111カラットのダイヤ原石を、アフリカのボツワナで発見したと発表した。大きさは縦65ミリ、横56ミリ、高さ40ミリで、ゴルフボールより一回り大きい。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)によると、過去最大のダイヤは1905年に南アフリカで見つかった3106カラット。英王室の王冠に使われているという。

 ルカラ社のウイリアム・ラム最高経営責任者(CEO)は「これは歴史的発見だ」と興奮している。同社の19日の株価は一時、前日より約4割上昇した。(共同)2015.11.20 07:05 産経

ウイグル人の女性

ウイグル人の女性

ストロンボリ火山の噴火(イタリア)

アリサロ塩湖にて(アルゼンチン)

“踊る木々”のささやき(オランダ)


タイの田んぼ

サトウキビ畑を焼き払う男性(オーストラリア)


ナショジオから

2015年11月19日木曜日

フローレス原人

フローレス原人、ジャワ原人から進化し小型化
*復元されたフローレス原人(国立科学博物館提供)
 インドネシア・フローレス島で発見された小型の人類「フローレス原人」は、より古い時代のジャワ原人から進化して小型化した可能性が高いと、国立科学博物館などのチームが発表した。
 米科学誌「プロスワン」(電子版)に19日、掲載される。人類の歴史の中で、進化に伴い小型化するのは異例だが、食べ物が少なく、外敵もいない小さな島に長く取り残されていたことで、体が小さくなったと考えられるという。

 フローレス原人は2003年にフローレス島にある洞窟の7万~2万年前とされる地層から見つかった人類で、成人でも身長が110センチほどしかなかった。これまでの化石の記録では、人類は原則として進化に伴って大型化しており、小型のフローレス原人がどのように進化したのかは議論が続いていた。20151119 1013分 読売

2015年11月12日木曜日

2.8億年前のヘンな両生類化石が続々

2.8億年前のヘンな両生類化石が続々、ブラジル
恐竜が登場する前の生物相をブラジルで調査
*ブラジル北東部で発見された新種の両生類Timonya anneaeの化石の一部。そこはかつて熱帯の湖だった。(Photograph by Juan Cisneros
 ブラジル北東部のパルナイバ盆地は、化石の宝庫として知られている。この場所で、最近になってさらに新たな化石が発見され、約27800万年前のペルム紀初期に、一帯の湿地には多くの奇妙な両生類が生息していたことが明らかになってきた。新種も見つかり、うち1種は「火のカエル」と名づけられた。
 米国シカゴのフィールド自然史博物館の古生物学者ケネス・アンジェルチェク氏の研究チームは、これらの発見をまとめた論文を115日に学術誌「Nature Communications」に発表した。

当初の狙いはカエルではなかった
「当初の目的は、初期の獣弓類を探すことでした」と、アンジェルチェク氏は話す。パルナイバでは数十年前から化石が見つかっているが、同氏のチームは、哺乳類の祖先でペルム紀に繁栄していた獣弓類の化石を探すため、今回新たに調査に入った。同氏の研究は、ナショナル ジオグラフィック協会の支援を受けている。

 この時代の地球はどうなっていたかを知るための情報は限られ、そのほとんどは北米での調査に基づいている。現在のテキサス州やオクラホマ州に位置する陸地は、ペルム紀初期には赤道付近に位置していた。「特に、ゴンドワナ大陸で起こっていたことについては、ほとんど何もわかっていません」。ゴンドワナ大陸とは、ペルム紀に南半球に存在した超大陸である。

 当時の世界の空白部分を埋めていくには、すでに調査が行われている北米の南側の、亜熱帯に位置していたパルナイバをまず調べてみるのがよさそうだと、アンジェルチェク氏は考えた。
 これまでのところ獣弓類は見つかっていないが、研究チームは多くの興味深い化石を発見している。
「パルナイバにはかつて多くの湖や湿地帯があり、発見された化石を調べると、さまざまな植物が茂り、魚やサメ、両生類がいたことがわかります。また、陸には爬虫類が生息していました」

 今回見つかった化石には、その巨大さで有名な、ワニに似た姿の両生類プリオノスクス・プルムメリのものもあった。さらに新種として、サンショウウオに似たTimonya anneaeや、「ナザリアの火のカエル」という意味の名をもつProcuhy nazariensisの発見が報告された。地元の地名ナザリアと、火打石に適した硬い岩石を産出する層から見つかったことにちなんだ命名だという。

*熱帯の湖を泳ぐ古代生物の想像図。左手前が新種のTimonya anneae、右の大きな生物は「火のカエル」と名づけられた新種Procuhy nazariensis、左奥の倒木の下に潜むのはリネスクス科の両生類。

さらなる新発見に期待
「実にわくわくする発見です」と、米国のウェスタンコロラド博物館の古生物学者ジュリア・マクヒュー氏は言う。パルナイバでの調査からは、これまでほとんど知られていなかった太古の世界の空白部分を埋める発見が期待される。さらに、これらの奇妙な両生類の進化の道筋や、地球規模でみた移動の経路についても、手がかりを与えてくれるかもしれないと、マクヒュー氏は評価する。同氏は今回の研究には参加していない。

 たとえば、北米とロシアで見つかっているドビノサウルスと呼ばれるグループに属する両生類が、ここパルナイバでも発見されたことで、地図上に新たな点が加わった。「世界のあちらとこちらに散らばっていた異なる種を結びつけ、生物地理の見地で関連づける、橋渡しとなる発見です」と、マクヒュー氏は語る。
 ブラジルでの調査は引き続き行われている。アンジェルチェク氏は、同じ場所でほかにも新たな発見がないか、さらに掘り下げていきたいと語っている。
「どこを探せば化石が見つかるのかを特定するまでに、しばらくかかりました。今年になってようやく、爬虫類の化石が初めて見つかったところです」

 今回の「火のカエル」はほんの序の口で、今後さらに多くの化石が見つかることを、アンジェルチェク氏は願っている。2015.11.12 ナショジオ

2015年11月11日水曜日

硫化水素、セ氏零下70度で超伝導に

硫化水素、セ氏零下70度で超伝導に 最高記録を更新
*超伝導状態の硫化水素の結晶構造のイメージ
 硫化水素に超高圧をかけるとセ氏零下70度で電気抵抗がゼロの超伝導状態になることをドイツの研究チームが発見し、大阪大学などと共同で、この状態にある硫化水素の結晶構造を突き止めた。

 ドライアイス(零下約80度)で冷やせる温度で、従来、超伝導が起きる温度の最高記録だった零下約110度を約20年ぶりに大幅に更新したことになる。超伝導はMRI(磁気共鳴断層撮影)やリニアモーターカーに使われる強力な電磁石などに役立つ。今回の発見は超高圧が必要ですぐに実用化はできないが、高温超伝導の研究を大きく進める成果だ。

 硫化水素は硫黄と水素の化合物。温泉などに含まれ、低濃度のガスだと腐った卵のような臭いがするが超高圧をかけると金属の状態になる。ドイツのマックスプランク研究所などが今年8月、約150万気圧をかけると零下70度で超伝導状態になったと、英科学誌ネイチャーに報告した。
 ログイン前の続き一方、阪大基礎工学研究科の清水克哉教授らの研究チームは、独自に実験で確かめた。硫化水素を冷やしながら、ダイヤモンドを使った装置で締め上げて、同じ圧力をかけると、ドイツのチームに近い温度(零下約90度)で超伝導になった。


 阪大はドイツのチームとも共同で研究。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県)を使い、超伝導状態になった硫黄と水素の原子の規則正しい並び方を解明。10日に広島市であった日本高圧力学会の会合で発表した。 清水教授は「将来的には水素の化合物で室温に近い超伝導が達成できるかもしれない」と話している。(小堀龍之)201511111620分 朝日

ピラミッドで透視調査、未知の空洞か

ピラミッドで透視調査 熱分布に「異変」、未知の空洞か
(CNN) エジプトのピラミッドの内部構造を3Dスキャンなどの最新技術で調べるプロジェクトが先月から始まった。これまでに得られたデータから、世界最大のクフ王のピラミッドなどに未知の空洞が存在する可能性が浮上している。
ピラミッドの「透視」に挑戦するこのプロジェクトはカイロ大学工学部と、先端技術を活用した文化遺産保存に取り組む非営利組織(NPO)、HIP研究所が主導。「4500年前の謎だからといって解けないはずはない」をモットーに、2016年末までの予定で研究を進めている。
プロジェクト始動から2週間後にエジプト考古省が発表したところによると、赤外線サーモグラフィーで調べたピラミッドの熱分布に変則的な部分があることが分かった。
特に首都カイロ郊外のギザにあるクフ王のピラミッドでは、東側の側面に周囲と温度が大きく異なる一画が見つかった。これよりひと回り小さいカフラー王のピラミッドや、さらに約20キロ南方のダハシュールにある2つのピラミッドにも、温度の異なる部分があった。

これは内部に空洞があることを意味している可能性があり、研究チームはさらにデータ分析などを進める構えだという。2015.11.11 Wed posted at 14:50 JST

2015年11月10日火曜日

冥王星に「氷の火山」

冥王星に「氷の火山」 NASA探査機、発見続く
*冥王星で見つかった火山のような地形(点線で囲まれた部分)。茶色の部分が標高が高く、青色の部分は低い(NASA提供・共同) 
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は9日、冥王星の2カ所で火山のような地形を発見したと発表した。半ば凍った水や窒素、アンモニア、メタンなどでできた、どろりとした物質を噴出した「氷の火山」ではないかという。
 ハート形をした地形の一部で「スプートニク平原」と名付けられた地域の南側で見つかった。直径が数十キロ、高さは3~6キロ程度で、山頂部に噴出口とみられるくぼみが確認された。

 また冥王星の五つある衛星のうちの一つで、最も遠くにあるヒドラは、冥王星を1周する間に89回も回転することが判明した。20151110 0906分 東京

2015年11月6日金曜日

カザフスタンに謎の地上絵、NASAが撮影

カザフスタンに謎の地上絵、NASAが撮影
完成は2800年前? 年代や目的が議論に
*カザフスタンの台地に四角形に並べられた盛り土は、新たに発見された地上絵のなかでは最大のもの。
 中央アジアのカザフスタンで見つかった謎の地上絵が話題を呼んでいる。上空から見ると、巨大な円、十字、四角、さらにかぎ十字まで様々な図形が、盛り土を並べて描かれている。NASAが最近、これらの地上絵をとらえた衛星写真を新たに公開し、広く世間に知られることになった。

 最初に見つけたのは、カザフスタン北部の町クスタナイに住むビジネスマンのディミトリー・デイ氏。テレビで古代エジプトの番組を見て以来、自分の国にも何か面白そうな古代遺跡はないかと、グーグルアースを使って衛星画像を調べていたところ、人里離れた草原地帯のいたるところに、人の手によるものと思われる奇妙な図形が点在しているのを発見した。以来8年、地上絵はいつ、何のために作られたのか、デイ氏のチームを含め複数のチームが調査を進めてきた。(参考記事:「21世紀中に解明されそうな古代ミステリー7つ」)

年代をめぐる対立
 リトアニア歴史研究所の考古学者ギードレア・マツゼビシウテ氏は、カザフスタンのクスタナイ大学のアンドレイ・ログビン氏率いる国際研究チームの一員として、人工的に作られた55カ所の地上絵のうち2カ所を調査した。「建造には大変な労力を要したと思われます。ここにある土は大変重量があって、粘土のようです。それに、何もない草原のど真ん中に作られていました」と同氏は語る。

*この円形の地上絵は、中央アジアで最初の町が出現した鉄器時代幕開け頃(紀元前800年頃)のものと思われる。
 地上絵は、民家のまばらなカザフスタン中央のトゥルガイ地域で発見された。うち十字形が21個、四角形が1個、円形が4個、そしてかぎ十字形のものが1個見つかっている。多くが、フットボール場をすっぽりと覆うほどの大きさだ。

 4年前に地上絵の存在を知ったというマツゼビシウテ氏は、発見はデイ氏の功績であるとした上で、地上絵は大きく分けて2つのタイプに分類されるとする。第1のグループは、河川の流域を見下ろす小高い台地に描かれたもの。かぎ十字形を含む第2のグループは、川沿いの、紀元数世紀頃にできたとされる埋葬地の近くにある。かぎ十字はナチスのシンボルとして有名だが、古代の中央アジア地域ではよく使われていた形である。

 マツゼビシウテ氏の研究グループは、最新の年代測定方式を用いて、地上絵のうちのひとつが作られた時期を紀元前800年頃、もうひとつが紀元前750年頃と推定した。鉄器時代の幕開けであり、この地域に初めて町や大きな建物が現れた時代に当たる。

 放射性炭素年代測定に必要な有機物が採取できなかったため、年代測定には光刺激蛍光線量計(OSL)を採用した。これは、試料が太陽光へさらされてからどのくらいの期間が経過したかを測定するもので、誤差はわずか20年ほど。

 一方、発見者のデイ氏もクスタナイ大学のカザフスタン人考古学者を含む研究チームを結成し、盛り土に見られる浸食の程度や現場周辺で見つかった新石器時代の石器などから年代を推定、地上絵は8000年前のものであると主張している。

 しかし、盛り土はずっと後の時代に作られたもので、そこに昔の石器が混ざった可能性もあると、マツゼビシウテ氏は反論する。また、浸食の度合いから年代を推定するのは難しい。デイ氏が調査した地上絵については年代測定や発掘調査が行われていないが、マツゼビシウテ氏は2000年前より古くはないだろうと考えている。(参考記事:「ストーンヘンジの10倍!英国最大の環状遺跡を発掘」)


*かぎ十字風のこの地上絵は、カザフスタンの草原を流れる川沿いの低地に作られたもの。

天体観測所? それとも道しるべ?
 年代よりもさらに謎なのが、これらの地上絵が描かれた目的である。デイ氏は、新石器時代の太陽崇拝に使われた天体観測所ではないかと主張している。

 しかし、考古学者らはその意見にきわめて懐疑的だ。米ワシントン大学の考古学者マイケル・フラチェッティ氏は、「どんな解釈でも、しようと思えばできます。動物用の囲いの跡でも、ソビエト時代の水道でも、ストーン・サークルでも」と指摘する。同氏は中央アジアで発掘調査を行っているが、今回の研究には加わっていない。

 マツゼビシウテ氏は、明確な答えを得るにはまだ多くの研究が必要であると認めながら、「遠くからも見える、道しるべのようなものだったのではないか」と語る。「空からでなければ確認できないナスカの地上絵とはまた異なるものです」(参考記事:20103月号「ナスカ 文明崩壊の謎」)

 川沿いで見つかっている第2のグループについては、「タムガ」の一種ではないかとの見方もある。タムガとは、ユーラシアの部族が動物への焼き印または領地を線引きするのに用いた印章である。

*謎に包まれた地上絵は、このような十字形をしたものが最も多い。
 デイ氏は、地上絵の数は260個あるとしているが、マツゼビシウテ氏は、その中には後の時代のクルガンと呼ばれる墳墓や、もっと最近に作られた動物の囲いなども含まれていると指摘。本当に古代のものはおそらく55個、そのうち実際に現地で研究者が確認したものは半分にすぎないという。「衛星写真だけを見て、実際に現地を訪れていないのであれば、間違った解釈をする恐れがあります」


 デイ氏とマツゼビシウテ氏はともに、近い将来、研究論文を発表したいと考えている。デイ氏はすでに仕事を辞め、このプロジェクトに注力するつもりだ。(参考記事:フォトギャラリー「カザフスタンの虚栄の都アスタナ」)2015.11.06 ナショジオ

火星は太陽風で不毛の惑星に

火星は太陽風で不毛の惑星に NASA発表
*太陽風が火星の大気から大量のイオンを奪い、乾いた惑星に変えたという=NASA/GSFC
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は5日、かつて豊かな大気や水に満ちていた火星を現在のような姿に変えたのは太陽風だったとみられることが、探査機「MAVEN」の観測で分かったと発表した。
数十億年前の火星は濃い大気に覆われ、気候は温暖で豊かな川が湖や海に注いでいたというのが定説とされる。しかしそれを現在のように乾燥した冷たい惑星に一変させた理由は解明されていなかった。
NASAによると、MAVENの観測の結果、太陽風によって火星の大気から大量のイオンが奪われていたことが判明。太陽表面でコロナ質量放出(CME)のような爆発現象が発生するたびに、粒子を帯びた太陽風で大量の酸素や二酸化炭素が奪われたと考えられるという。形成期の太陽は活動が活発だったことから火星の環境に多大な影響を及ぼした可能性がある。
大気中のイオンが奪われる現象は地球でも発生しており、理論的には地球も火星のような運命をたどる可能性はある。しかしNASAの専門家は、地球には今のところ磁場があるためその心配はないと解説した。
また、火星でも地球と似たようなオーロラが観測できることや、火星のちりは別の惑星から来ていると思われることも今回の観測で明らかになった。

MAVENは2014年9月に火星の軌道に到達。過去40億年に起きた火星の環境の変化を調べることで、将来人類の居住が可能になるのかどうか、理解が進むとみられている。2015.11.06 Fri posted at 10:09 JST

2015年11月4日水曜日

琵琶湖湖底に江戸期建物跡

琵琶湖湖底に江戸期建物跡 水中遺跡で初、地震で水没か
 *2014年夏、滋賀県長浜市沖の琵琶湖湖底で見つかった、木製の柱が立つ鎮守社と見られる建物跡(滋賀県立大大学院生の中川永さん提供)
 滋賀県立大の琵琶湖水中考古学研究会は4日、長浜城(同県長浜市)近くの琵琶湖湖底で、立ったままの柱8本や石積みが見つかったと発表した。日本の水中遺跡で建物跡が見つかるのは初めて。
 19世紀初頭に建てられた鎮守社とみられ、1819年の文政近江地震で湖底に沈んだ可能性があるという。県立大大学院生で、同研究会の中川永代表(27)は「液状化現象で、土地が地滑りしたか、沈没したのだろう」と推測している。

 付近一帯は長浜城遺跡と呼ばれており、長浜城歴史博物館となっている長浜城がある。建物跡は沖合約100メートル、水深約1・8メートルの湖底で見つかった。(共同)2015114 1835分 東京

2015年11月3日火曜日

凍結した魚から稚魚誕生

えっ!?凍結した魚から稚魚誕生 絶滅危惧種、保存に期待
*凍結したニジマスの生殖幹細胞から生まれた稚魚(東京海洋大提供)
 凍結したニジマスから卵子や精子のもとになる生殖幹細胞を取り出し、別の種類のヤマメの体内で育てて人工授精することでニジマスの稚魚を誕生させることに成功したと、東京海洋大のチームが英科学誌電子版に2日発表した。

 生息環境の悪化などで希少種が絶滅しても、近い種を利用して復活させることができる技術。チームの吉崎悟朗教授は「絶滅危惧種の魚の凍結バンクをつくり、将来よみがえらせることができるようにしたい」と話している。

 チームは生きたニジマスや死んだ直後のニジマスをマイナス80度で凍結。1週間~3年間保管した後で、精巣に含まれる生殖幹細胞を取り出し、ヤマメの稚魚の腹に移植して2年間育てると、卵子と精子をそれぞれ持った成魚になった。取り出した卵子と精子を人工授精するとニジマスの稚魚が生まれた。2015.11.2 22:04 産経

2015年11月2日月曜日

月明かりの富士山

月明かりの富士山

エルキャピタンの岩壁でキャンプ(米国カリフォルニア州・ヨセミテ国立公園)

ジェノバ港と竜巻(イタリア)

マッターホルン――スイスアルプスの象徴(スイス・ツェルマット)

少しだけ天国に近い場所(ロシア・モスクワ)

虫眼鏡を持って庭を探検

クラゲと私(モルディブ・マレ)


ナショジオから

アラカルト

アラカルト
「偉人は自分のできることをする。だが凡人は、できることをせず、できもしないことばかり望む」 ロマン・ロラン

「長寿の母うんこのようにわれを産みぬ」 金子兜太

百寿者は「誠実性」「外向性」「開放性(創造的で好奇心やチャレンジ精神旺盛)」が強い

「才能がある人は、誰も当てられない的を射抜く。だが天才は、誰にも見えない的を射抜く」 ショーペンハウアー

「中国共産党も認めているように中国には古代と近代しかない。世界史では、隋・唐・宋・元・明・清と並んだ中華正統史のストーリーを習う。だが、隋・唐は鮮卑族、元はモンゴル族、清は満州族の王朝で、漢民族の王朝など宋と明の2つしかない。おまけに各王朝の間は、異民族入り乱れる乱立王朝の時代で、結局のところ、中国の歴史は侵入者だらけの歴史的事実の羅列にすぎないのだ」古田博司

オーストラリア人の英語が聞き取りづらい理由:
「はっきり話そうと口を大きく開けると、ハエや蚊が中に入ってくる。実際に住んでみればわかる」キャシー・レット

アメリカン・ヒューマニズム「夜陰に人を突倒してその足を挫き、翌朝これを尋問して膏薬を与るが如し。仁徳の事とするに足らず」(福沢諭吉)

賢人になる七つの条件

賢人になる七つの条件・イスラエル
1.自分より賢い人がいるときは沈黙。
2.人の話の腰を折らない。
3.答えるときにあわてない。
4.常に的を射た質問をし、筋道だった答えをする。
5.まずしなければならないことから手を付け、後回しにできるものは最後にする。
6.自分が知らないときはそれを認める。

7.真実を認める。

ラグビーW杯「最高の瞬間」は日本―南ア戦

五郎丸、日本初のドリームチーム入り 日本の南ア戦歴史的勝利は「最高の瞬間」に選出
 
*ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビー(WR)は1日、ロンドンで年間表彰式を開き、ワールドカップ(W杯)イングランド大会のドリームチーム(ベストフィフティーン)には、FB五郎丸歩選手(ヤマハ発動機)が日本から初めて名を連ねた。
 今大会1次リーグで日本が南アフリカから歴史的勝利を挙げた試合がファン投票で「W杯最高の瞬間」に選出された。終了間際のトライで34-32と逆転した劇的な一戦は「W杯史上最大の衝撃」「世紀の番狂わせ」と称賛された。「最高の瞬間」部門は新設で、過去のW杯の名場面を含む4つの候補から選出。WRによると日本戦は5割以上の票を集めた。

 五郎丸歩の話「(「最高の瞬間」部門の)受賞をうれしく思う。多くの世界中のファンが選んでくれたということで、成し遂げたことの大きさを感じている。この賞に恥じないよう(日本で開催される)2019年W杯に向けてさらに努力していきたい」(共同)2015.11.2 10:48 産経