2017年1月30日月曜日

高梨沙羅がW杯50勝

高梨沙羅がW杯50勝…85試合目、今季6勝目
*W杯通算50勝をマークし、笑顔の高梨(中央)=風間徹也撮影
 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は29日、ルーマニアのルシュノフで個人第12戦(HS100メートル、K点90メートル)が行われ、今季個人総合首位の高梨沙羅(クラレ)が1回目に96メートル、2回目に最長不倒の97メートル50を飛んで合計247・3点で逆転優勝し、W杯通算50勝を達成した。

 2011年12月のリレハンメル大会(ノルウェー)に初出場してから85試合目での到達で、今季は6大会ぶりの6勝目となった。20170129 2230分 読売

2017年1月13日金曜日

iPSで視機能回復

iPSで視機能回復…難病マウス、光を認識
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った未成熟な視細胞を、目の難病「網膜色素変性症」のマウスに移植したところ光を感じる機能が回復したと、理化学研究所の高橋政代・プロジェクトリーダーらのチームが発表した。 人への応用も期待され、2年以内に臨床研究を申請する方針。論文が11日、米科学誌ステム・セル・リポーツ電子版に掲載される。
 
 チームはこれまでの研究で、iPS細胞から網膜内で光を感じる視細胞のもととなる未成熟な細胞を作製。網膜色素変性症のマウスに移植すると、目の中で成熟することを確認していたが、実際に光を感じる機能が回復したかどうかは不明だった。

 チームは今回、二つの部屋がつながった真っ暗な箱にマウスを入れ、光を当てた5秒後に軽い電気ショックを与える実験をした。20170111 1025分 読売

ES細胞からミニ小腸

ES細胞からミニ小腸…難病解明や新薬開発期待
 様々な細胞に変えられる人のES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、構造や動きが本物に近いミニ小腸を作製できたと、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の研究グループが発表した。 クローン病など腸の難病の原因解明や新薬開発などへの利用が期待される。成果は米臨床研究学会誌に12日掲載された。

 小腸は食べ物を消化吸収したり、大腸へ送り出したりする。構造は複雑で培養は難しい。組織の一部を平面に作った例はあるが、立体に再現したのは初めて。
 研究グループは、培養液の中に、細胞が集まりやすい特殊なプレートを敷いてES細胞を投入。3種類のたんぱく質を加えて培養した。約2か月後、1~2センチ程度の袋状の組織に成長し、自然にプレートから離れて培養液に浮かんだ。
 この組織を調べると、消化液を分泌し、栄養を吸収する組織や筋肉、神経が確認できた。食べ物を送る「ぜん動」のような動きも繰り返し、便秘薬や下痢止めの薬にも反応した。20170113 0119分 読売

2017年1月4日水曜日

平安装束で手合わせ披露

京都の八坂神社でかるた始め式 平安装束で手合わせ披露
 京都市東山区の八坂神社で3日、華やかな平安装束に身を包んだ男女が手合わせを披露する新春恒例の「かるた始め式」が行われた。
 
*京都・八坂神社の「かるた始め式」で、平安装束に身を包み手合わせを披露する女性ら=3日午後
 袿に緋ばかま姿の8~25歳の女性ら12人が、能舞台で向かい合い着座。百人一首の上の句が読まれると、しとやかな動きで札を押さえた。
 祭神の素戔嗚尊が和歌の神であることにちなんだ行事。平安時代のみやびな女性に扮した立命館大2年石坂詩織さん(20)は「多くの参拝客がいてドキドキしたが、落ち着いてできました」と話した。

 競技かるたの対戦もあり、元かるたクイーンらの素早い手さばきに歓声が上がっていた。(共同)201713 1740分 東京