2014年5月30日金曜日

世界を旅して日本に戻る



中田英寿氏にCNNがインタビュー、世界を旅して日本に戻る
 (CNN) 2006年のサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会。日本代表は1次リーグで敗退したものの、チームの顔だった中田英寿氏(当時29歳)のことを、多くの人は「日本が生んだ最も偉大なサッカー選手」だと考えていた。
だが中田氏は言う。「正直なところ、自分の夢ではなかった」
 
CNNの番組「Human to Hero」のインタビューに応じた中田氏は、1次リーグ敗退が決まったときのことを「今も忘れられない」と言う。心中では日本代表だけでなく、現役からの引退を決意していた。

 「サッカーばかりやってきて、サッカーの外の世界がどんなものか知らなかった」「世界で今何が起きているのか、世界のために自分に何ができるかを知りたかった」
引退から8年。その答えを探して、中田氏は世界の100カ国近くを旅した。だが答えを見つけたのは意外にも、生まれ故郷の日本だった。日本のマスメディアに追いかけられるのに嫌気が差していて国を離れたが、日本の47都道府県すべてを回る旅を開始した。
「日本について多くの人や友人から聞かれたのに、自分には答えられなかった」と中田氏は言う。日本文化を世界に伝えることを自らの役割と考え、日本酒をプロデュースするなどの活動に力を入れている。
 
 「日本を旅して日本文化を学ぼうと思った。だからこの5年間かけてすべての都道府県を回り、職人や農家、蔵元を訪ね、優れたホテルやレストランとはどんなものかを見極めようとしてきた。友達に教えるためだけに」
 中田氏のW杯へのデビューは日本が初出場した1998年のフランス大会だった。当時21歳。「最初はアルゼンチン戦で、非常に難しい試合だった。だが同時に失うものもなかった」と言う。

 日本代表は1次リーグで敗退したものの中田氏のプレーは注目を集め、翌シーズンからはイタリアの1部リーグ(セリエA)のペルージャに移籍することになる。
「文化的に全く異なる国だったから、言葉を学ぶのも生活を学ぶのも大変だった」と中田氏は言う。「だがサッカーは変わらない。だからサッカーをやることだけに集中した」
中田氏はイタリアでいくつものクラブを渡り歩いた。そのなかで所属クラブのセリエA優勝やコッパ・イタリア優勝に貢献する活躍をした。

 2002年の日韓W杯では、日本代表は国民の期待に応えて1次リーグを1位で通過。「スタジアムの外に出たら、たくさんの人が拍手で迎えてくれた。日本じゅうの人が集まったようだった。とても誇らしかった」と中田氏は言う。
 
05年、中田氏はイングランドのプレミアリーグに移籍。だが移籍先は一時、噂のあったマンチェスター・ユナイテッドではなく、ボルトン・ワンダラーズだった。
ボルトンという地味な町になかなかなじめず、監督の方針とも対立し、中田氏のサッカーへの情熱は冷めていった。そしてドイツW杯後の現役引退の意思を固めたのだった。
今でも常にサッカー用の靴をスーツケースに入れて旅をしている。中田氏にとってサッカーは、人々と知り合うための手段だ。
 「サッカーはすごいと思う。人とのコミュニケーションや、人と人をつなぐ最高の道具だと思う。国や言葉の違いも超える」と中田氏は言う。
サッカーがあれば、スタジアムの外でも人々をつなぐことができる――中田氏はそう語った。2014.05.30 Fri posted at 17:39 JST

2014年5月24日土曜日

今回も世界1位…84歳



日本人の平均寿命、今回も世界1位84歳
 世界保健機関(WHO)が15日発表した2014年版「世界保健統計」によると、12年の男女合わせた日本人の平均寿命は84歳で、前年(83歳)に続いて世界1位となった。
 男女別では、女性が87・0歳で首位、男性は80・0歳で8位だった。世界の平均寿命は70歳で、最も短いのは西アフリカ・シエラレオネの46歳。
 WHOは、低所得国の平均寿命は大きく延びているが、高所得国との差は依然大きいと指摘している。20140516 2115分 読売

2014年5月23日金曜日

言語から見えてくる米国の「モザイク度」



言語から見えてくる米国の「モザイク度」

 
(CNN) 米国の各州では、英語を除くとどんな言葉が話されているのだろうか。ウェブマガジン「スレート・ドット・コム」が先ごろ、そんな分析記事を公開した。国勢調査のデータを基にすると、ほとんどの州では予想通り、英語に次いで最も多く使われている言語はスペイン語だった。

 ところが英語とスペイン語を除くと、はっきりした地域差が現れてくる。

ミシガン州では、英語とスペイン語以外で最も話されている言語はアラビア語だった。ミネソタ州では、中国南部から東南アジアにルーツを持つミャオ(モン)族の言語。

オレゴン州ではロシア語。テキサス、オクラホマ、ネブラスカ、ワシントンの4州ではベトナム語。


ハワイ州とカリフォルニア州、ネバダ州の3州ではフィリピンのタガログ語。ミシシッピ州など11州ではフランス語。

そしてコロラド州など16州ではドイツ語だった。

実は国勢調査によれば、米国民のなかで最も多数派なのが「ドイツ人を祖先にもつ」と答えた人々なのだ。第1次世界大戦前まで、ドイツ語は米国で英語に次いで2番目に多く話されていた言語だったとも言われている。2014.05.22 Thu posted at 14:47 JST

2014年5月20日火曜日

未来の太陽電池



低コストで将来性は抜群 意外な「新素材」を利用した未来の太陽電池
 現在使われている鉛と比べて、スズはより経済的で環境や健康にとって危険が少ない。そして、発電効率でもすぐに優位を得られるかもしれない。
米イリノイ州・ノースウェスタン大学の科学者たちが、低コストで非常に将来性のある発電効率をもつ新しい太陽電池を開発した。太陽光線を吸収できる素材として、スズを利用する。
 従来の鉛とは異なる材料を使用し、いわゆるペロブスカイト構造を利用する最初の太陽電池だ。実際、スズはより安全で、害も少なく、大量に利用できる代替手段だ。大量に利用できるということはつまり、経済性もあるということだ。

 現在のところ、最初のプロトタイプ--一種のサンドイッチ構造で5層になっている--の効率は約6%で、鉛で得られる15%にまだ劣る。しかし、研 究者たちによると、優秀な出発点だ。新しい材料をこれほど特別なものにしているのは、可視太陽光の大部分をも吸収する能力であり、さらには過熱の必要なし に、その後の溶媒の除去を通して、溶解した状態で沈殿させられる可能性があることだ。
 5月4日に「Nature Photonics」で発表された論文の著者たちによると、「この新材料が15%以上の発電効率に達することができない理由はありません」とのことだ。私たちは、太陽エネルギー利用のための「次の大きな一歩」を前にしているのかもしれない。2014.5.19 13:42 産経ニュース

2014年5月19日月曜日

保安検査



保安検査
 5年に一度の中国共産党大会が開催された。北京市内は厳戒態勢に入り、街全体が物々しい雰囲気に包まれた。そこで・・
 問い「ある人が中国共産党の党旗を持って地下鉄に乗った。降りる時には赤い布きれになってしまった。なぜか?」
 答え「セキュリティチェックでカマとハンマーが危険物として没収されてしまったから」
(蛇足:党旗にはそれらが描かれている)2013.2.17 18:00産経ニュース

メディア統制
 ある米国人数学者が中国を訪問し、天才と呼ばれる小学生に会った。
 数学者「あるデパートが火事になった。500人の客のうち100人が自力で脱出し、50人が消防隊員に救出された。さて、死者は何人か」
小学生「10人!」
 数学者「残念だ。君は算数をあまり知らないようだね」
小学生「あなたは中国という国をよく知らないようですね」
2013.12.1 12:00 産経ニュース