原始鳥類、全身骨格の化石発見 福井、国内で初
福井県立恐竜博物館(勝山市)は5日、同市にある約1億2千万年前の白亜紀前期の地層から、原始的な鳥類の全身の骨格化石が見つかったと発表した。6日から展示する。
同博物館によると、同様の全身化石は中国では見つかっているが、日本では初めて。東洋一特別館長は「この化石を調べれば、恐竜の骨格から鎖骨や胸骨が発達し、尾が短くなっていく鳥への進化を解明する手掛かりになる」と話している。
化石は2013年8月に発掘。大腿骨より長い上腕骨や、発達した叉骨など、鳥類の特徴を確認した。翼の両端までの長さが約1メートル、頭から尾までが約0・6メートルの成体と推定される。2015年1月5日 18時22分 東京新聞
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