「わし星雲」で次々に星誕生 新たな姿、ハッブル望遠鏡が撮影
ハッブル宇宙望遠鏡が昨年9月に撮影した「わし星雲」の新たな可視光画像(NASAなど提供・共同)
米航空宇宙局(NASA)は6日、ハッブル宇宙望遠鏡が昨年9月に撮影した、地球から6500光年先にある「わし星雲」(M16)の新たな画像を公開した。
立ち上る柱のようなガス状物質の中で、新たな星が次々に誕生する様子がとらえられている。ハッブルが1995年に撮影した同じ星雲の画像は「創造の柱」と題して公開され、地上の望遠鏡でとらえることができない鮮明さと美しさから、最も有名な天体画像の一つとして知られている。
その後ハッブルには新たなカメラやセンサーが加わって性能が向上。2倍の解像度と広い視野、薄いガス状物質を通り抜ける近赤外線データによって、さらに鮮明な画像が得られた。
柱を構成するガス状物質が、星々が放射するエネルギーによって絶えず蒸発していることも判明。約20年前の撮影に関わった研究者は「何とはかない存在なのだろう」と感嘆している。(共同)2015.1.7 09:08産経ニュース
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