宇宙画像:ブラックホール爆発、ビー玉太陽ほか
*ブラックホール爆発の波紋
6月30日、NASAの探査衛星スウィフトが、ブラックホールと恒星からなる連星「はくちょう座V404」におけるブラックホールの爆発(アウトバースト)をとらえた。X線リングの見た目の大きさは満月の3分の1にも及ぶ。
射撃の的のように見える赤い波紋は、ブラックホールから放射されたX線と、周囲を取り巻く塵にぶつかって遅れて届くX線とが合わさってできる。爆発は1回だけだったが、塵の層が幾重にも重なっているため、時間とともに波紋が広がっていくように見えるという。
はくちょう座V404までの距離は約8000光年で、およそ20年に一度のペースでアウトバーストを起こしている。前回の爆発は1989年だった。(参考記事:「銀河系ブラックホールに最近活動の痕跡」)
ダークマターを可視化
チリ、パラナル天文台のVLTサーベイ望遠鏡(VST)のおかげで、ダークマターが明るくなった。このVSTを使用した新プロジェクトでは、ダークマターの塊を通る際の光のゆがみ具合によって、間接的にダークマター(ピンク色の部分)の形状と位置の特定を行う。
2015.07.15 ナショジオ
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