2011年9月28日水曜日

立行司

立行司 
 大相撲における行司の最高位。木村庄之助と式守伊之助の二人からなる。
 立行司は、土俵祭の祭主を務めるほか、年寄・横綱・大関同様評議員となり、評議員会に出席することができる。

 木村家と式守家の違いは、力士を呼び上げる時の軍配の持ち方が違う。木村家は軍配を持つ右手の握りこぶしを上に、掌が下になるように構える。これを陰の手といい、式守家では反対に握りこぶしが下で、掌が上になる、これを陽の手という。 

 また、軍配の差し違えをすれば切腹する覚悟という意味で装束には短刀を差し、実際に差し違えをすると進退伺いを出すのが慣例。庄之助は総紫の房を使用し、伊之助は白紫の房を使用する。

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