2011年9月7日水曜日

NASA:アポロ着陸地を鮮明に撮影

NASA:アポロ着陸地を鮮明に撮影 飛行士が歩いた跡も

 探査機「ルナー・リコネッサンス・オービター」がとらえたアポロ17号の着陸地周辺の画像=NASA提供(共同)
 米航空宇宙局(NASA)は6日、月を周回する探査機「ルナー・リコネッサンス・オービター」(LRO)が8月に撮影したアポロ12、14、17号の着陸地点の鮮明な画像を公開した。
 LROは2009年にも月の表面から48~96キロの上空から撮影することに成功しているが、今回は21~24キロと低く、宇宙飛行士が歩いた跡などがより鮮明に写っている。

 アポロ12、14、17号は1969年から72年にかけて月着陸に成功した。
 アポロ計画最後の任務となった17号の着陸地点では、着陸船「チャレンジャー」が帰還に向けて離陸する際に発射台の役割を果たした台座を中心に、歩いた跡やタイヤの跡が残っているのが分かる。写真左側には月の環境を調べるための計測装置、右側には探査車も写っている。
 着陸後、約40年経過しても歩いた跡などが残っているのは大気がなく風が吹かないためで、何千万年もこの状態が保たれる可能性もあるという。(ワシントン共同)
毎日新聞 2011年9月7日 11時05分(最終更新 9月7日 11時27分)

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