2012年8月12日日曜日

少しだけ真面目編

書物
*「本は知識を与え,人生は知恵を与える」(出典不詳)

*「百冊の本を一度読むより,一冊の本を百度読め」(アラン)
*「書物は友人と同様数少なくあるべきであり,そしてよく選択されるべきである」(トーマスフラー)

*「人生において何度も読み返し得る一冊の本を持つ人は幸せな人である。さらにその数冊を持ち得る人は至福の人である」(モンテルラン)

*「人生において、万巻の書を読むより、すぐれた人物に一人でも多く会う方が、どれだけ勉強になるか」(小泉信三)

*問「あなたが最も影響を受けた本は何か」
バーナード・ショウ「銀行の預金通帳」




文化と伝統
*ベルリン: ある日相当の年の婦人がバスに乗り込んできたのを見て、若い衆が「あばあさん、気をつけて」と声をかけると、やっとこさ乗ったばかりのその老女が、ふりむきざま「おやま、いつのまに私にこんな柄の悪い孫ができたんだろう」とやり返す。とたんにあたりにドッと笑いの渦がまく。

*ロンドン: ただ英国人は「自分だけよければ、他人は、世界はどうなってもよい」と考えることから遠い国民だ。そういうことはありえないということを、彼らの政治的社会的道徳的理性が教えるのだ。

*北京: 中国は頑ななまでにシンメトリーに固執し、あの偉大な哲学や詩文まで、そこから展開したのだ。

*パリ: 私は、若いころ、アンドレ・ジッドの本で「われわれはフランス人にはちがいないが、どういうふうに『フランス的であるか』というのは、各自自分できめることであり、自由なのだから」という一行を読んだとき、強いショックを受けた。
(以上、音楽評論とは離れた吉田秀和氏の「感受性」)

0 件のコメント: