国内初の恐竜全身化石か…右脚発見で期待高まる
発見された恐竜の化石(昨年9月、北海道むかわ町で)(むかわ町立穂別博物館提供)
全身の骨格が発掘される可能性が高いとされる恐竜。赤い部分は2003年に、黄色い部分は昨年秋に発掘された(むかわ町立穂別博物館提供)
北海道むかわ町で、恐竜が絶滅する直前の時期である白亜紀末(7200万年前)の地層から、草食恐竜の右脚の化石がほぼ完全な形で見つかったと、北海道大学総合博物館(札幌市)の小林快次准教授と、同町立穂別博物館が17日、発表した。
保存状態が良く、今後、国内で初めて恐竜の全身の骨格が発掘できる可能性が高いとしている。兵庫県で25日に開かれる日本古生物学会で報告する。
同町穂別の山林で2003年、地元収集家が尾椎骨の化石を発見した。これが7200万年前のハドロサウルス科の恐竜の化石とわかった。小林准教授らが昨年9、10月、本格的に発掘作業を進め、右脚を含む腰から後ろの骨格の大部分や歯の化石を発見した。(2014年1月18日18時53分 読売新聞)
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