地表から水放出する準惑星…火星と木星の間、宇宙望遠鏡で観測
2カ所から蒸気を放出する準惑星ケレス(左)の想像図(研究チーム提供・共同)
火星と木星の間の小惑星帯にある準惑星「ケレス」の表面から、水分を含む蒸気が立ち昇っているのをハーシェル宇宙望遠鏡で観測したと、欧州宇宙機関(ESA)のチームが23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
地球の水は太古に衝突した小惑星からもたらされたとの説があり、こうした見方を一部裏付ける成果。
ESAのチームは11~13年にかけてハーシェル望遠鏡の赤外線センサーで直径約950キロのケレスを観測し、地表の2カ所から水分が放出されているのを
確かめた。放出された水の量は1秒間に6キログラムにもなり、地中に存在している氷が太陽熱などで蒸発した可能性がある。(共同)2014.1.23
05:37 産経ニュース
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