2012年7月4日水曜日

素粒子:「ヒッグス粒子」発見か


素粒子:「ヒッグス粒子」発見か CERN発表
 あらゆる物質に質量を与えたと考えられる仮説上の素粒子「ヒッグス粒子」を探しているジュネーブの欧州合同原子核研究所(CERN=セルン)は4 日、同研究所の大型粒子加速器「LHC」の実験で新たな素粒子を見つけたと発表した。この粒子はヒッグス粒子と考えて矛盾のない結果だが、確定には追加で 実験、分析する必要があるという。今年中には結論に至る見込み。

 ヒッグス粒子は、あらゆる物質に含まれる素粒子の基本理論として1960年代に提唱された「標準理論」で存在が予言された。
 標準理論では、宇宙誕生(ビッグバン)直後、水が氷になるような状態変化「相転移」が起き、ヒッグス粒子が宇宙空間全体に充満したため、質量が生まれた。標準理論で存在が指摘された他の素粒子は98年までに次々と見つかったが、唯一未発見だった。毎日新聞 2012年07月04日 17時05分(最終更新 07月04日 17時13分)

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