コーヒー豆で世界一周
ナッツで世界一周の次はコーヒーで世界一周か――と思ったけれど、多くても平均して日に1杯飲む程度で、特に豆や焙煎のこだわりはない――と云うより知識はない。専門店のブレンド品に満足している。何でもそれはケニアの豆がメインと聞いた(その時々で変えているかも知れない)。
以下、何時も行くコーヒー店のウンチクとネットサーフからの抜粋とします。
コーヒーは原産地エチオピアから広がり、今では世界60数カ国で生産されている。北緯25度から赤道をはさんで南緯25度、すなわち北回帰線と南回帰線の間のコーヒーベルトと呼ばれる地域で栽培されている。
この熱帯、亜熱帯の中でもコーヒーの木は、平均気温が20℃の温暖な気候を好むため、高山の中腹や高原地帯などのとても過ごしやすい地域が適地となります。そして世界それぞれの土地の気候、風土にあった栽培法がとられており、生産地によって、形、味、香りなどが微妙に違うことになる。同じ地域でも場所(土壌)や、時期で変化するそうです。
コーヒー豆の種類
○モカ(原産地:イエメン)
独特の強い酸味を持ち、甘みとこくが加わります。香気に優れ、日本人に好まれる味で、ファンが多いと言われています。
アラビア・エチオピア産
独特な香りと、まろやかな酸味とコクがあります。「モカ」とは、ヨーロッパ諸国にコーヒー豆を輸出するための港として栄えたイエメンの町の名前がもととなり、ここから出荷されるイエメンとエチオピア産のコーヒー豆が「モカ」と呼ばれています。モカ特有の果実の様な香りがあり、特に日本では高い支持を得ており人気の高い銘柄です。焙煎度合いは「ハイロースト」や「シティロースト」が適しています。
○キリマンジャロ(原産地:タンザニア)
強い酸味とコクが特長です。キリマンジャロは強い酸味と甘い香りと上品な風味があります。タンザニアのみならず、アフリカを代表するコーヒーです。
口に含んだ瞬間強い酸味を感じます。高地で栽培されたこの豆は、そのバランスの良い酸味と苦味、雑味の無い後味、豊かに広がる芳香は他の追随を許さないほど優れています。このようにキリマンジャロは昔から世界中の人々に愛されている銘柄です。焙煎度合いは「シティロースト」や「フルシティロースト」が適しています。
○マンデリン (原産地:インドネシア)
苦味とこくを中心としたバランスの良い味わいです。ブルーマウンテンが現われるまでは世界一と評されていた逸品です。
インドネシア・スマトラ産
コクのあるやわらかな苦味と、上品な風味があります。スマトラ島で栽培されるマンデリンは、島の西岸にあるマンデリン地方で産出されるコーヒーです。エキゾチックなテイストの中にある、厚みのあるボディーが人気です。生産量が比較的少なく、その個性的な苦味とコク、そして香りは、コーヒー通に愛される逸品です。
幅広く人気のマンデリン。ほろ苦さと、まったりしたコクが特徴的です。焙煎度合いは「シティロースト」や「フルシティロースト」が適しています。
○ブルーマウンテン (原産地:ジャマイカ)
コーヒーの王様、最高級の品質と呼ばれている通称"ブルマン“。卓越した香気を持ち、調和の取れた味わい。
ジャマイカ産
単品で味の調和のよくとれている最高級品とされています。生産量のきわめて少ない最高ランクナンバーワン!酸味・コク・苦味・円やかさにおいて完全なバランスを持った逸品。カリブ海に浮かぶ美しい島ジャマイカの代名詞のひとつです。かつては英国王室御用達として用いられ、日本での人気の高さも抜群です。風光明媚な南国の楽園から、ほんの少量だけ生産される、良質の香りと調和のとれた味わいを持ち、真に世界の最高級品の名を与えられるにふさわしいのが『ブルーマウンテン』です。
また、輸入される豆のほとんどが麻の袋に入ってきますが、ブルーマウンテンは唯一木製の樽に入って、証明書つきで輸入されるほどの最高級品です。気品あふれる香り、コク、しっとりとした甘みと、正にコーヒーの王様にふさわしい味わいです。焙煎度合いは「ミディアムロースト」や「ハイロースト」が適しています。
○コロンビア
エメラルドマウンテン(原産地:コロンビア)
酸味と甘味が中心の味わい。
コロンビア産
甘い香りとまるい酸味と、まろやかなコクがあります。コロンビアコーヒーは、強い甘味、そしてそれを直感させる特有の香り。農園が異なっても上級品になれば、どれも素晴らしい味わいを持っています。なのにそれらの上に君臨する、それがエメラルドマウンテン。
砂糖を入れず飲んでみるとコーヒーの甘味を感じることができるはずです。エメラルドマウンテンの栽培地はアンデス山地1700m以上の高地が選ばれ、完熟豆だけを手摘収穫、カフェテロが欠点豆や未熟豆等を自らの手で徹底的に取り除きます。
比類なき深い味わいと香りを送り出すため、加工は厳格に管理され、コロンビア国立コーヒー生産者連合会の鑑定士による品質検査に合格したものだけが初めてエメラルドマウンテンとして認定され、低温コンテナ船で出荷されます。コロンビア特有の甘い香りと深いコク。そして確かな甘味を兼ね備えた最高級ウォッシュドアラビカコーヒーです。焙煎度合いは「ハイロースト」や「シティロースト」が適しています。
○ハワイ・コナ(原産地:ハワイ島)
強い酸味を持ち、ブレンドに用いると良質な酸味を与えられます。
ハワイ産
強い酸味と甘い香りがあります。ハワイ諸島の中で「ビッグアイランド」の愛称で呼ばれるハワイ島の西側にコナ地区があります。このコナ地区で栽培されるコーヒーがコナコーヒで、100年以上の歴史をもっています。
他国の農場と比較すると、規模が小さくすべて手作業で行っている為、生産量が全世界のコーヒー生産量の1%程度と貴重な豆となっています。芳醇な香りと豊かなボディ、あふれ出す独特の酸味が個性的な銘柄です。焙煎度合いは「シティロースト」や「フルシティロースト」が適しています。
○グァテマラ (原産地:グアテマラ)
酸味とこくが中心の味わい。
グァテマラ産
甘い香り、上品な酸味、芳醇な風味があります。フルーティーな芳香と、しっかりした密度のある味わいが特徴。甘味も強く、コクも豊かです。「永遠の春」とも形容される、中米グアテマラの穏やかな気候に育まれた世界有数の高品質コーヒーです。グアテマラコーヒーは、その多くが山の傾斜地で栽培されており、豊かな降雨量と肥沃な火山灰土壌、そして水はけのよさ、高原地帯の適度な気温など、コーヒーの栽培に非常に適した条件がそろっています。苦味のバランスが良く、酸味が少し強めのコーヒーです。ストレートで芳醇な香りが特徴です。焙煎度合いは「ハイロースト」や「シティロースト」が適しています。
○ブラジル・サントス (原産地:ブラジル)
酸味と苦みのバランスが良い味わい。
ブラジル産
中庸な味、香りが高く適度な酸味と苦味があります。酸味・苦味等すべてにおいてバランスの良い豆であることから、ブレンドコーヒーのベースとして使われることが多いのがこの銘柄です。世界のコーヒー生産量の3分の1近くを供給する世界第1位のコーヒー産出国。現在では、サンパウロ州、ミナスジェライス州、パラナ州、エスピリット・サント州など、気温の適した標高の高い地域で栽培されています。ほどよい酸味と苦味があり、香りが高い。ブレンドのベースとして欠かせないコーヒー。焙煎度合いは「ハイロースト」や「シティロースト」が適しています。
○メキシコ(メキシコ産)
酸味と芳香が適度にあり、上品な風味を持っていますが、同じメキシコでも低地産のものにはややクセがあります。
○コスタ・リカ
コロンビアに匹敵するほどの優雅な風味とコクのあるコーヒーです。強い酸味があるため、主にブレンド用に使われています。
○ケニア
ケニア産
酸味とコク、上品な香りがあります。
○ロブスタ
アイボリーコースト産
強い苦味と特異な香りがあります。
コーヒーの次は紅茶や、種類の多い中国茶となりそうですが、個人的には緑茶が好みなので、それらは守備範囲外となります。
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