ナッツで世界一周 3/3
ヘーゼルナッツはトルコ産でした。
ヘーゼルナッツは、セイヨウハシバミの果実(堅果)のこと。この木は小さくとも強靭であり、氷河期後、ヨーロッパ北部へ分布を拡大した最初の低木であった。紀元前7万5000年から紀元前5500年の泥炭層からはセイヨウハシバミの花粉粒の出土数が他の木の花粉粒全てを総合したものよりも多く、分布の広さを物語っている。
ナッツの中ではもっとも葉酸を多く含有する。中央アジアでの栽培が盛んで、日本に輸入されるものではその95%がトルコ産である。
ヘーゼルナッツにはさまざまな栄養素が豊富に含まれている。特に一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)とビタミンEは他の食品と比較しても豊富に含まれています。
これまでヘーゼルナッツをはじめとしたナッツについて多くの研究がなされ、心疾患、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病への効果が確認されています。2003年には米国食品医薬品局(FDA)のヘルスクレームに認定されました。認定されたのは心疾患予防効果です。
さらに、ヘーゼルナッツの栄養素は抗酸化、血行促進・健康な肌作り・便秘解消・骨粗鬆症予防などにおいても有効に働くとされます。ヘーゼルナッツによる体重の増加はないことも立証されています。現在、トルコをはじめ多くの国々で、「健康のために毎日ひとつかみのヘーゼルナッツを」と推奨されています。
ペカンは米国産でした。
脂肪分の多いナッツが採れることから、俗に「バターの木」と呼ばれる。米国中西部ミシシッピ川流域からメキシコ東部が原産。オクラホマ州が主要な産地。しかし、自然分布から外れたニューメキシコ州南部やテキサス州西部の乾燥地帯でも灌漑栽培されている。
ペカンナッツは、全体の約72%が脂質で、蛋白質は約11%、糖質は約10%である。この脂質の含有量は、クルミ(脂質約60%)やピーナッツ(脂質約57%)などよりも多く、ほぼマカデミアナッツ(脂質約72%)と同じくらいの割合である。味はクルミに似ている。
クルミは米国産でした。
クルミのコレステロール値はゼロです!クルミに限らずナッツ類には、悪玉脂肪酸であるトランス脂肪酸は含まれていません。そのため、血中コレステロール値を下げ、心臓病、動脈硬化といった生活習慣病の予防にくるみの摂取が効果的であることは、世界中の研究機関で科学的に証明されています。クルミはナッツ類の特徴である飽和脂肪酸と青魚の特徴である多価不飽和脂肪酸を1:7の比率で含み、自然界で最も多価不飽和脂肪酸が豊富な食物の一つです。
アーモンドは米国産でした。
原産はアジア西南部。現在では南ヨーロッパ、米国、オーストラリアなどで栽培されており、米国カリフォルニア州が最大の産地である。
食品の中でもビタミンEが最も多く(含有100g中約30mg)含まれている。ビタミンEは活性酸素による体細胞や血管の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化の予防に役立つ。悪玉コレステロールの酸化を抑制し、過酸化脂質の生成を防ぎ、心臓病や糖尿病の予防に役立つ。他に亜鉛、マグネシウム、カリウム、鉄などを多く含んでいる。
また、豊富な不溶性食物繊維を含み、腸の働きを活発にして整腸を促す。有害物質やコレステロールを吸収し抑制する作用がある。脂質の約7割は、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で、善玉コレステロールを維持し悪玉コレステロールを制御し酸化させない働きがあるポリフェノールを多く含んでいる。 その効用は紀元前から認められており旧約聖書の中にも記述されている――そうです。
このように身体にもよさそうなナッツ類、居ながらにして世界各国からのナッツを手軽に楽しめる日本っていいなあ~。
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