少年倶楽部の笑話 4
昭和初期(昭和4年~9年)
かくれんぼ
兄「もういいかい」
弟「まーだだよ」
兄「早くおしよ!」
弟「だって、押し入れの戸があかないんだもの」
名答
先生「地球が丸いということはどうして分かりますか?丸山君」
丸山君「それは、地球儀を見れば分かります」
鬼
父「凸坊や、うそを言うと、鬼に舌を抜かれるぞ」
凸坊「鬼なんかもういないや、桃太郎さんに征伐されたんだもの」
昭和10年~16年
音
先生「音はどうして遠くまで聞こえないのですか」
生徒「ハイ、近くの人がみんな聞いてしまうからです」
洋食?
家で理科の復習の時、
弟「日食のことを、西洋ではなんというのだろう?」とたずねると、
兄「日本で日食というから西洋では、洋食というのだろう」
ドクトル
弟「兄さん西洋人は、なぜお医者のことをドクトルっていうの?」
兄「ウーン、その・・身体の毒をとって病気を治すからだろう」
甲乙でなければ
先生「秀吉と家康は、知恵においては甲乙がつけられないのです」
凸坊「それでは、秀吉と家康の知恵は丙だったのですか」
戦時下(昭和16年~20年)
お月さま
坊や「にいちゃん、お月さまは、坊がだいすきなんだね」
兄「どうして」
坊や「だって、坊があるくと、きっとお月さまも、あとをついてくるんだもの」
戦争後(昭和20年~37年)
アメリカ発見者
先生「山田君、地図でアメリカを探しなさい」
山田「はい、ここです」
先生「よろしい、では、河村君、アメリカの発見者はだれですか?」
河村「山田君です」
てるてるぼうず
次郎「きみ、なぜ七つも、てるてるぼうずを作るんだい」
太郎「七日間、お天気がつづくようにさ」
次郎「ぎょっ」
カレンダー
弟「おじさん、カレンダー下さい」
店主「どんな、カレンダーがいいの?」
弟「なるべく、日曜日のおおいのをください」
店主「?・・」
どちらが兄さん
おなじくらいの子供が二人遊んでいるのを見て、
おばさん「ふたりとも同じくらいでどちらが兄かわからないね」
弟「にいさん、いわないで、あてさせようよ」
おばさん「おほほほ」
こんなにおしえても
先生「こんなに、かんでくだいておしえても、まだわからないのですか」
生徒「はい、よくのみこめないんです」
返事はいらない
母「坊やお菓子を食べるなら、仏壇へ供えて、仏様が食べてもよいと言ったら、おあがりなさい」
坊や「仏さま、お菓子を食べて悪い時は「悪い」といって下さい。よいときは返事はいりません」
0 件のコメント:
コメントを投稿