あかつき
金星回る軌道投入成功 JAXA、金星画像公表
記者会見したJAXAの広瀬史子(ちかこ)主任研究員によると、速度変化などからあかつきが約13日で金星を1周する楕円(だえん)の軌道に乗っていることを確認したという。最も金星に近づいた時の高度は約400キロ、最も離れた時の高度は約44万キロ。今後3カ月間、試験的な観測をし、来年4月までには金星を9日間程度で1周する楕円軌道に移行する。
金星は硫酸でできた分厚い雲に覆われ「スーパーローテーション」と呼ばれる秒速100メートルもの暴風が吹いている。あかつきは6種類の観測機器で金星特有の気候の仕組みや活火山の有無などを観測し、誕生時は地球に似ていたとされる環境が変わっていった過程に迫る。【久野華代】毎日新聞2015年12月9日 18時11分(最終更新 12月9日 21時28分)
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