2015年12月31日木曜日

新元素113番、理研「発見者」に認定

新元素113番、理研「発見者」に認定…日本初
 理化学研究所(埼玉県和光市)のチームが2004年に作製に成功した原子番号113番の新元素について、化学者の国際機関「国際純正・応用化学連合」が日本時間の31日、理研を発見者と認定したことを発表した。

 すべての物質のもとになる元素の発見者が日本のチームとなるのは、日本の科学史上初の快挙となる。新元素の命名権は、理研チームに与えられる。

 理研仁科加速器研究センターの森田浩介グループディレクターらのチームが04年7月、加速器を使って亜鉛の原子をビスマスの原子に衝突させ、113番元素1個を作製することに成功した。同じ方法で05年、12年にも作製した。

 元素は110種類以上見つかっている。軽い順に原子番号がつくが、自然界に通常存在しない重い元素は人工的に作製する。113番元素は、ロシアと米国のチームも作製したと主張していた。20151231 1350The Yomiuri Shimbun

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