2015年12月14日月曜日

横井也有

横井也有
元禄15年(1702年)、尾張藩で御用人や大番頭を務めた横井時衡の長男として生まれ、幼名は辰之丞、通称は孫右衛門と言った。本名は時般(ときつら)、別号に永言斎・知雨亭など。横井氏は北条時行の流れを組む家柄と称する。
26歳にして家督を継いだ後は用人、大番頭、寺社奉行など藩の要職を歴任。武芸に優れ、儒学を深く修めるとともに、俳諧は各務支考の一門である武藤巴雀、太田巴静らに師事、若い頃から俳人としても知られ、俳諧では、句よりもむしろ俳文のほうが優れ、俳文の大成者といわれる多芸多才の人物であったという。同じ尾張藩士で絵師として知られた内藤東甫とは俳画で度々合作しているほか、東甫による也有の肖像画なども残る。
宝暦4年(1754年)、53歳にして病を理由に隠居した後は、前津(現在の中区前津1丁目)の草庵・知雨亭に移り住み、天明3年(1783年)に82歳で没するまで、俳文、漢詩、和歌、狂歌、茶道などに親しむ風流人として暮らした。(Wikipediaより)

 しわがよるほくろができる背がかがむ頭がはげる毛が白くなる
 手はふるう足はよろつく歯は抜ける耳は聞こえず目はうとくなる
 またしても同じ話に孫自慢達者自慢に古きしゃれ言う

 くどくなる気短になる愚痴になる思いつくことみな古くなる
 身にそうは頭巾襟巻杖眼鏡たんぽ温石尿瓶孫の手
 聞きたがる死にともながるさびしがるでしゃばりたがる世話焼きたがる

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