日本の風景

日本の風景

１．河内藤園（福岡）

河内藤園（かわちふじえん）のかぐわしい藤のトンネルに入ると、まるで油絵の中に足を踏み入れたような気分になる。頭上に色とりどりの藤の花が咲き乱れる歩道を歩くと、禅のような穏やかな気持ちになるという。河内藤園では２０種類、約１５０本の藤が見られる。毎年、藤が満開になる春には藤まつりが開催される。

３．元乃隅稲荷神社（山口）

元乃隅稲荷（もとのすみいなり）神社から、海を見下ろす崖まで１２３基の赤い鳥居が並んでいる。入り口に建つ鳥居の手の届かない位置にさい銭箱が設置されており、さい銭を投げてうまく箱に入れば願いが叶うと言われている。

１０．毛越寺（岩手）

毛越寺（もうつうじ）では、５月の第４日曜日に曲水の宴（ごくすいのえん）が開催される。庭園の遣水（やりみず）の縁に出演者が座り、盃が流れてくる中で和歌を詠む。結びに講師（こうじ）が出演者の歌を読み上げ終宴となる。

１２．嵯峨野（京都）

世界で最も美しい森の一つとされる嵯峨野（さがの）の竹林は、見た目だけでなく、音も穏やかだ。竹林の独特の葉ずれの音が人々に愛され、環境省の「残したい日本の音風景１００選」にも選ばれた。

２４．姫路城（兵庫）

姫路城は８３の建物で構成され、多くの防御設備を備えている。また、城壁が白く、天守の形が今にも飛び立とうとする鳥に似ていることから、白鷺城（はくろじょう・しらさぎじょう）とも呼ばれる。ショーン・コネリー主演の映画「００７は二度死ぬ」など、多くのハリウッド映画や日本映画にも登場する。

２９．富士芝桜まつり（山梨）

富士山を背景に、約８０万本の芝桜が２．４ヘクタールの敷地内にまるでピンク、白、紫のじゅうたんを敷き詰めたかのように咲き誇っている。富士河口湖町では毎年、芝桜が開花する４月から５月にかけて芝桜まつりが開催され、数千人が訪れる。

CNN日本の美しい風景３１選から