2015年5月17日日曜日

腸内細菌

腸内細菌の一考察
人間一人の体内には、細菌の遺伝子が300万個――人間の遺伝子の約150倍――も存在すると言われる。

私たちの体内にいる細菌のおよそ40%は多くの人が共通して持っている細菌だが、それ以外の細菌は共通する人が限られているため、300万個の遺伝子グループも、ヒトそれぞれ大きく異なるはずだ。
 
ピロリ菌の減少に伴って、アレルギーや糖尿病が劇的に増加した。

若者と老人では腸内細菌叢が大きく異なる。ある種の細菌は、老化のプロセスに深く関わっている。

たとえば肥満は、既知の人間の遺伝子によって説明できるのはわずか1-2 %だが、胃腸にいる細菌とその遺伝子によって50%まで説明がつく。

「スーパーウンチ」注入――便移植が病気を防ぐ

出来るだけ多くの果物や野菜を食べ、たくさん運動をしなさい。カロリー制限よりわたしはいっぱいのワインを選ぶ。

おばあちゃんの教え[野菜をもっと食べなさい]

自分の遺伝子も変えることができるのだ

実のところ、遺伝子から確実に予測できる病気はきわめて稀なのだ

遺伝子をエピジェネティック(Epigenetics;遺伝子によらない遺伝の仕組み)に変化させることによって、記憶が娘細胞に受け継がれていくことを学んでいる

あなたは自分の遺伝子も、自分や子どもや孫の運命も変えることができる


「双子の遺伝子」(ティム・スペクター)より

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