腸内細菌の一考察
*人間一人の体内には、細菌の遺伝子が300万個――人間の遺伝子の約150倍――も存在すると言われる。
*私たちの体内にいる細菌のおよそ40%は多くの人が共通して持っている細菌だが、それ以外の細菌は共通する人が限られているため、300万個の遺伝子グループも、ヒトそれぞれ大きく異なるはずだ。
*ピロリ菌の減少に伴って、アレルギーや糖尿病が劇的に増加した。
*若者と老人では腸内細菌叢が大きく異なる。ある種の細菌は、老化のプロセスに深く関わっている。
*たとえば肥満は、既知の人間の遺伝子によって説明できるのはわずか1-2 %だが、胃腸にいる細菌とその遺伝子によって50%まで説明がつく。
*「スーパーウンチ」注入――便移植が病気を防ぐ
*出来るだけ多くの果物や野菜を食べ、たくさん運動をしなさい。カロリー制限よりわたしはいっぱいのワインを選ぶ。
*おばあちゃんの教え[野菜をもっと食べなさい]
*自分の遺伝子も変えることができるのだ
*実のところ、遺伝子から確実に予測できる病気はきわめて稀なのだ
*遺伝子をエピジェネティック(Epigenetics;遺伝子によらない遺伝の仕組み)に変化させることによって、記憶が娘細胞に受け継がれていくことを学んでいる
*あなたは自分の遺伝子も、自分や子どもや孫の運命も変えることができる
「双子の遺伝子」(ティム・スペクター)より
0 件のコメント:
コメントを投稿