修理成功祝う「チョウ」 ハッブル望遠鏡、科学観測再開
チョウのような形の惑星状星雲NGC6302。広視野カメラ3で撮影された=米航空宇宙局など提供
【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は9日、5月に修理を終えたハッブル宇宙望遠鏡で科学観測を再開したと発表した。新設置の「広視野カ メラ3」がとらえた、チョウのような形の惑星状星雲の画像などが公開された。星雲の細部の様子がくっきり描き出されている。
ハッブルは機器調整中の7月、たまたま起きた木星への彗星(すいせい)衝突の跡を撮影したが、本格的な観測開始後の画像公開は初めて。会見で、NASAのデビッド・レクロン博士は「性能は10倍向上した」と喜んだ。
ハッブルは今後、少なくとも14年ごろまで、太陽系の縁のカイパーベルトにある天体や宇宙初期の銀河などを観測する計画だ。 2009年9月10日17時59分 朝日
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