2011年8月26日金曜日
星の断末魔の叫び初観測
星の断末魔の叫び初観測 巨大ブラックホール 日本実験棟きぼうで
ブラックホールから出るジェットの想像図。画面右下の黒い部分がブラックホール、そこから左にのびているのがジェット(米ソノマ州立大提供)
星が巨大ブラックホールにのみ込まれる瞬間の“断末魔の叫び”ともいえる「ジェット」という現象を初めて観測したと、日米などの研究チームが25日、英科学誌ネイチャーに発表した。
観測は、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に設置した全天エックス線監視装置「MAXI」と、米航空宇宙局(NASA)の衛星「スウィフト」で 実施。チームは3月末、遠方の天体から非常に強いガンマ線が突然放出されたのを検出。エックス線でも観測し解析したところ、地球から39億光年離れた銀河 の中心部にある巨大ブラックホールから出るジェットと確認した。
ジェットは、ブラックホールに星間ガスなどの物質が落ちるときに観測される。今回のジェットは長期間にわたり断続的に強い信号が観測されたのが特徴で、チームは星がバラバラに壊れてのみ込まれる際のはずみで出るジェットと判断した。 2011.8.25 11:31 産経ニュース
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