1.2億年前の哺乳類化石=体の微細構造残る-スペイン
*スペインで発見された約1億2500万年前の化石に基づく新種哺乳類の想像図。湿地で昆虫を食べていたと考えられる(米シカゴ大提供)
スペインの約1億2500万年前(白亜紀初期)の地層から小柄な哺乳類の化石が見つかり、新属新種に分類したと、ドイツ・ボン大や米シカゴ大などの国際研究チームが15日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
体を覆う毛や肺、肝臓などがよく残っており、体の微細構造が分かる哺乳類の化石としては最古。哺乳類が繁栄し始めるのは約6500万年前に恐竜が絶滅してからだが、はるか昔に体の基本的な特徴が確立されていたと考えられるという。
この化石の学名は「スピノレステス・ゼナルトロスス」と名付けられ、体の長さは約24センチ。体重50~70グラムと推定され、草が茂る湿地で昆虫を食べていたと考えられる。(2015/10/15-06:56)時事
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