2013年9月5日木曜日

竜巻生み出した積乱雲をCGに


竜巻生み出した積乱雲をCGに…防災科研
高性能レーダーで観測した竜巻発生中(午後2時10分)の積乱雲の解析画像。色の違いは降水量を表し、白、青、紫の順に雨粒の量が多い(防災科学技術研究所提供)

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は4日、2日に埼玉県内で竜巻を生み出した積乱雲の観測結果を発表した。
 高性能レーダーによる観測データを基に描いた3次元コンピューターグラフィックスの画像では、午後1時40分、強い雨をもたらす部分が高さ10キロ・メートルを超えた。竜巻が発生中の午後2時10分の時点では、積乱雲の高さは約15キロに達した。
 積乱雲の高さが、わずか30分のうちに約1・5倍に発達した様子がわかる。竜巻発生メカニズム解明に役立つという。
 
 この積乱雲を観測したのは、神奈川県海老名市と千葉県木更津市にある「XバンドMPレーダー」。電波を発し、はね返って戻ってくる電波を受信することで雨粒の量などがわかる装置で、同研究所は2台で竜巻発生地域を重点的に観測した。(2013年9月4日20時41分  読売新聞)

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