*火星からの写真に生き物が写っていたという「目撃情報」が
(CNN) 岩石だらけの火星の地表に巨大ガニやトカゲや女性の姿を見つけた――。米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティ」から届いた火星の画像を想像力をはたらかせて丹念に調べ、そんな「目撃情報」を寄せる人が相次いでいる。
これまでに火星で見つかった物体は、人魚や信号、ドーナッツ、果てはオバマ米大統領の銅像も。最近では「不時着したUFOのように見える黒い物体を見つけた」という報告がUFO目撃情報サイトに掲載された。
8月上旬には「巨大ガニ」、7月には「火星を歩く不思議な女性」、6月には「宙に浮く岩」も発見されて話題になった。
こうした発見についてNASAの専門家アシュウィン・バサバダ氏は、「拡大して光と影を見つめると、確かに女性のように見える。ただ身長は数センチしかなく、何カ月も動いていないので、やはり女性とは思えない」とコメント。
*こちらは「宙に浮く岩」
イグアナやネズミについても「火星イグアナやネズミの存在を裏付ける証拠はない。火星に生命が存在できる可能性があることは判明したが、現時点で可能性があるのは微生物に限られる」と切り捨てた。
実際には存在しないものを脳が見慣れた物体やパターンとして認識する現象は、「パレイドリア」と呼ばれるとも指摘している。
もっともアマチュアによる写真探し無駄ではなく、火星に隕石(いんせき)が衝突した場所を発見した人もいたという。
NASAは火星に知的生命体の痕跡を見つけることを望んでいると同氏は強調しながら、「我々が解こうとしている科学的疑問は極めて難解だ。残念ながら、写真の中に人魚を見つけるほど簡単にはいかない」と話している。 2015.08.31 Mon posted at 17:19 JST
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