2010年8月18日水曜日

イスラエルで2200年前の金貨を発掘

イスラエルで2200年前の金貨を発掘
 (CNN) イスラエル考古学庁(IAA)は12日、2200年前にエジプトで鋳造された希少な金貨がイスラエル内で発掘されたと発表した。米ミシガン大学とミネソタ大学の調査チームが6月26日に発掘したという。
 IAA硬貨部門長のドナルド・T・アリエル博士は、この金貨はイスラエルの発掘物の中でも5本の指に入るほど珍しいものだと話す。博士がCNNに語ったと ころでは、保存状態は非常に良く、過去にイスラエルで発掘された中で最も重く、現在の価値に換算すると最も高い金貨であるという。
 博士によると、通常の古代金貨は重さが4.5グラム程度であるのに対し、発見された金貨は27.71グラムあるという。
 金貨は、プトレマイオス5世時代の紀元前191年にエジプトのアレクサンドリアで鋳造されたもので、表面にはプトレマイオス2世の姉で妻の女王アルシノエ2世の肖像画が、裏面にはギリシア神話で豊かさの象徴とされる「豊穣(ほうじょう)の角」が刻まれている。
アリエル博士によると、当時はきょうだい間の婚姻は珍しくなかったという。 2010.08.13 Web posted at: 11:58 JST Updated - CNN

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