人類の仲間で最古級? 南アで化石発見 (続)
*10日、南アフリカ・ヨハネスブルク近郊で公開されたホモ属の新種とみられる化石(ロイター=共同)
南アフリカの最大都市ヨハネスブルク近郊の洞窟で、現生人類を含むホモ属の新種とみられる15体分の化石が見つかったと、南ア・ウィットウォーターズランド大などの研究グループが10日、科学誌「イーライフ」で発表した。
いつの年代に生存していたかは不明だが、同大のリー・バーガー教授は英BBC放送に、ホモ属として最古の一つとみられ、人類と二足歩行の霊長類との懸け橋になり得る存在だと述べており、進化の過程の解明に役立つ可能性がある。
グループは2013年10月に化石を発見した後、1550片の骨や歯を採集し研究。脳の大きさは原始的な猿人であるアウストラロピテクスと同じぐらいだが、手足の骨格などは人類に似ているという。ホモ属の新種に「星」を意味する現地の言葉を付けた「ホモ・ナレディ」と命名した。(共同)2015.9.11
11:35 産経
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