脳を操作し、マウスの記憶消去 東大、認知症研究に寄与か
脳の神経回路のつながりを操作して、マウスの記憶を消去することに成功したと、東京大などのチームが9日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。記憶を蓄えておくことができない認知症の研究などに役立つ可能性があるという。
チームは、脳の神経細胞同士の接合部「シナプス」にある突起に着目。この突起は学習をすると大きくなり、神経回路のつながりを強めると考えられている。
チームの河西春郎東大教授は、マウスの実験で「シナプスにある突起が、脳の記憶素子としての役割を担っていることがはっきりした」と話している。(共同)2015年9月10日 02時00分 東京新聞
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