土星の衛星、海が覆う 探査機カッシーニが解明
米航空宇宙局(NASA)は15日、土星の衛星「エンケラドス」の表面にある厚い氷の下には、星全体に広がる広大な海があると発表した。無人探査機カッシーニの観測で明らかになったという。
これまでの観測でも氷の下に液体の海があることが分かっていたが、一部の場所に限られると考えられていた。大量の水が液体の状態で存在することが分かり、生命が存在した可能性にも期待が高まる。
エンケラドスは直径約500キロの球形。NASAは、中心に岩石質の核となる部分があり、その周辺を海と氷が殻のように包みこむ構造だとしている。(ワシントン共同)2015.9.16 産経
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