「オーロラ見て雪の中で生息」…最北の新種恐竜
*オーロラとともに描かれた新種恐竜の想像図(アラスカ大提供)
【ワシントン=三井誠】北極圏に位置する米アラスカ州北部で発掘した恐竜化石が新種だったとする研究成果を、米アラスカ大の大学院生だった森浩嗣さん(33)(現・長崎県西海市学芸員)らの研究チームがまとめた。
論文が古生物学の専門誌に掲載された。草食恐竜ハドロサウルスの仲間で、これまでに見つかった最北の恐竜の一つとみられる。
* 化石は全長が約10メートル。年代は約6900万年前(白亜紀末期)と推定された。研究チームは「冬は樹皮や木の枝を食べてしのいでいたのではないか。オーロラを見て、雪の中で過ごしただろう」と指摘している。
当時は地球全体が温暖だったが、同じ地層の植物化石などから推定すると、化石が見つかった地域の平均年間気温は6度程度。現在の札幌市(約9度)よりも寒かったとみられる。2015年09月24日
17時18分 読売
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