2014年8月15日金曜日

史上初、太陽系外物質の可能性

史上初、太陽系外物質の可能性 NASAの探査機が採取した星間物質
飛行する無人探査機「スターダスト」の想像図(NASA提供)
 無人探査機「スターダスト」が採取して2006年に地球に送り届けた星間物質のサンプルを分析した結果、太陽系外から来た微粒子が含まれている可能性があることが分かったと、米航空宇宙局(NASA)の研究チームが発表した。現時点で候補となる微粒子は7個で、大きさや化学組成もさまざま。断定するにはさらに分析が必要だが、確認されれば太陽系外の物質採取は初めてとなる。

 想像するしかなかった星間物質の起源を探る貴重な手掛かりになりそうだ。数百万年前の超新星爆発で生み出された可能性があると研究チームはみている。
 1999年に打ち上げられたスターダストは今回のサンプルとは別に彗星から噴出した微粒子を04年に採取し、カプセルに収めて地球に届けた。彗星の微粒子の分析からは、太陽系の形成初期の状態を知るための手掛かりが得られている。

 太陽系外から来た可能性がある微粒子は00~02年に宇宙空間を飛行している際に特殊な装置で採取した。大きさは幅があるが直径数千分の1ミリ程度。(共同)2014.8.15 14:55 産経ニュース 

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