2013年11月4日月曜日

ゴビ砂漠で大規模な恐竜の巣の化石


ゴビ砂漠で大規模な恐竜の巣の化石…集団産卵か
 北海道大学などの国際研究チームが、大規模な営巣地の化石をモンゴルで発見した。
 恐竜の営巣行動を知る手がかりとなる貴重な発見で、卵を外敵から守るために恐竜が集団で産卵し、卵を監視していたとする説を補強する材料となりそうだ。米国で1日(現地時間)に開かれる国際学会で発表される。
 営巣地の化石は2012年夏、北大の小林快次准教授(古生物学)らがモンゴル東部・ゴビ砂漠の白亜紀後期(約7200万~9000万年前)の地層で発見した。約1000平方メートルの範囲で少なくとも18の巣が見つかり、うち四つの巣は約16平方メートルの範囲に密集していた。
 小林准教授らは今回の化石について「テリジノサウルス」の仲間と特定。一つの巣に最大8個の卵があり、孵化率は7割を超えていたという。小林准教授は「孵化率が高く、巣が荒らされた形跡もないことから親が周辺で警戒していた可能性が高い」としている。(2013年11月3日15時40分  読売新聞)

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