2013年10月7日月曜日

人工細胞を作製


人工細胞を作製 子孫残しやすく進化 大阪大チームが英科学誌に発表
 天然の細胞と同じように遺伝子を複製し、子孫を残しやすいように遺伝子が変化する人工細胞を大阪大のチームが作製し、英科学誌に発表した。変化を直接観察できるため、生命の初期進化解明の手掛かりになると期待される。

 チームが使ったのはウイルスの遺伝情報、リボ核酸(RNA)を複製する酵素を作る遺伝子。酵素の材料のアミノ酸など約100種類の物質を含んだ水溶液と鉱物油を混ぜ、鉱物油中に水滴でできた直径約2マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の人工細胞を作った。
  人工細胞の中では、RNAを基に酵素が作られ、酵素はRNAを複製するというウイルスに感染した天然の細胞内と同じ反応が継続。分裂した細胞内に残った RNAに、38カ所の突然変異が起きた。この変異は子孫を残しやすくするもので、子孫のRNAを増やす能力も、元のRNAより約30倍上がっていた。2013.10.4 22:55 産経ニュース

0 件のコメント: