始祖鳥の羽はカラスのように黒かった
ドイツで150年前に発見された始祖鳥の羽毛の化石(ネイチャー提供)
鳥の祖先とされる始祖鳥の羽の色は、カラスのように黒かった可能性が高いことが、米ブラウン大などの研究チームによる羽毛化石の分析で分かった。
24日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。
チームは、ドイツ・バイエルン地方で約150年前に発見されたジュラ紀後期(約1億5000万年前)の始祖鳥の羽毛化石を調べた。羽毛の化石は非 常に珍しく、メラニン色素を含む小器官と見られる微細構造が保存されていた。この小器官の立体構造を、カラスなど現生鳥類87種の羽毛と比較した結果、黒 い鳥との類似性などから、95%の確率で黒だと分かった。チームは「黒い羽は、体温調整や、迷彩に役立っていたかもしれない」としている。(2012年1月25日08時47分 読売新聞)
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