日野原重明先生語録
今日一日を精一杯、激しく生きる
一瞬が連なって一日となり、一年となり、一生となるのです。
きのうと同じように過ごした今日であっても、きのうはきのうの一度きり、
今日も一度きりの今日なのです。これほどかけがえのない今日を、
失敗を恐れて無為に過ごすのは、あまりにもったいないではありませんか。
宇宙に向かって飛び立つロケットが、
機体を切り離すたびに軌道を変えるように、
人生の節目ごとに発想を変えて新しいことを始めてはどうでしょう。
すでに私の人生にも幾段もの節ができました。
聖路加国際病院の再開発にあたって、
常識をくつがえす1200億円もの壮大な計画を立てた10年前も、
思えば、ひとつの転換点でした。
無謀なチャレンジとの声もありましたが、いま、手にしている成果は
十分に大きいものがあります。
仕事の分野ばかりにとらわれることもありません。
定年が間近、あるいは子育ても一段落というのなら、
見知らぬ世界に飛び込むには、まさに好機です。
この先の時間は自分のためにたっぶりと使えます。
5年後10年後に思わぬ才能がひとつと言わず花開くかもしれません。
そんな期待に心踊らせながら、今日一日を精一杯、
激しく生きようではありませんか。
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