*時差
成田発ピョンヤン行きの飛行機はいよいよ着陸体勢に入った。機内アナウンスが流れる。
「まもなく当機はピョンヤン国際空港に到着いたします。
なお、日本との時差は六十年と一時間でございます」
*銀行の使い方(ユダヤ人の場合)
立派な身なりをしたユダヤ人が銀行にやってきた。
「実はお金を借りたいと思っているんだがーー」
「それで、いくらぐらいご用立てしたらよろしいでしょうか?」
「一ドルだ」「一ドルですか?」「そうだ、一ドルだ」
「もちろん当行では一ドル以上、いくらまででも、担保さえあればお貸しすることになっていますがーー」
「これが担保だが、どうだろうか?」ユダヤ人は株券や国債をカバンから取り出して、貸付係の机の上に並べた。「まあ、全部でだいたい50万ドルぐらいあるんだがな。これでいいだろうか?」
「はい、もちろん結構です。しかし、一ドルですか?」
「そうだ」一ドル札が出されて、ユダヤ人が受け取った。
「では、金利は年6%ですから、6セントお払い下さい。1年後に一ドルお返しくだされば、この担保の証券類等をお返しすることになっております」
「どうもありがとう」とユダヤ人は言って、一ドル札を丁寧に財布にしまうと、銀行から出て行こうとした。
この会話を近くで聞いていた支店長は、50万ドルも持っている者がどうして一ドルを借りにきたのか不思議に思って、後を追ってたずねた。
「あの、失礼ですが、――」「なんだね?」
「どうしてお客様は、50万ドルもお持ちなのに、一ドルだけを借りにいらしたんでしょうか。我々は喜んで、3,40万ドルはご用立てできますが」
「いやいや、そんな心配はいらない。ただ、ちょうどここへ来る前に金庫屋に行ってみたら、金庫がみな高いので、一番安い金庫を考えてみたら、とにかく1年6セントで、これだけ丈夫で立派な金庫が使わせてもらえることに気がついたのだ」
*どっちが?
ある時、フルシチョフが農村の養豚場を視察に訪れた。その翌日の新聞には大きな写真入りの記事が掲載され、その下にはこう書かれていた。
「写真・豚とフルシチョフ(左から二番目)」
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