フローレス原人、ジャワ原人から進化し小型化
*復元されたフローレス原人(国立科学博物館提供)
インドネシア・フローレス島で発見された小型の人類「フローレス原人」は、より古い時代のジャワ原人から進化して小型化した可能性が高いと、国立科学博物館などのチームが発表した。
米科学誌「プロスワン」(電子版)に19日、掲載される。人類の歴史の中で、進化に伴い小型化するのは異例だが、食べ物が少なく、外敵もいない小さな島に長く取り残されていたことで、体が小さくなったと考えられるという。
フローレス原人は2003年にフローレス島にある洞窟の7万~2万年前とされる地層から見つかった人類で、成人でも身長が110センチほどしかなかった。これまでの化石の記録では、人類は原則として進化に伴って大型化しており、小型のフローレス原人がどのように進化したのかは議論が続いていた。2015年11月19日 10時13分 読売
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