2014年11月11日火曜日

青い瞳の系外惑星

青い瞳の系外惑星
 
NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡が、太陽系外惑星が誕生した後の光景を捉えた。恒星の周囲を円盤状に取り囲むデブリの雲が見える。

 これらの雲は、惑星が形成される時期の後に、惑星になれなかった小惑星や彗星、小型の天体が衝突することで発生すると考えられている。ただし、この写真で青い目のように見える円盤状のデブリははっきりとした特徴を持ち、車輪のスポーク状やさざ波、くぼみのような模様が等間隔に入っている点が、天文学者を驚かせている。ハッブルの観察によって明らかになった、こうした構造や複雑な模様から、この円盤状のデブリの形成には見えない力が働いていることがうかがえる。


 研究者たちは、中央の恒星の周りをめぐる見えない太陽系外惑星の重力が、円盤状のデブリに影響を及ぼし、このような形を作っているのではないかと推測している。もう1つの可能性としては、中央にある恒星が恒星間空間を移動しており、その中でデブリの重力場が変化を起こしているとも考えられる。Jane J. Lee, National Geographic News, November 10, 2014

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