タイと金魚が同居…日本が誇る最先端の水とは
青森県八戸市の市水産科学館「マリエント」で、海水魚も淡水魚も生息できる「好適環境水」の水槽が展示され、来館者の人気を集めている。
好適環境水は岡山理科大(岡山市)などが開発を手がけている。ナトリウムやカリウムなど、淡水魚にも海水魚にも最低限必要な成分を真水に溶かし込
んだもので、山間部など海水がない場所で海水魚を飼育したり、同じ施設で海水魚と淡水魚を同時に養殖したりすることに道を開く技術として注目されている。
マリエントでは、好適環境水を張った直径・高さ1メートルの円柱形の水槽内で、淡水魚のリュウキンや海水魚のマダイなど計26匹が泳いでいる。同 館の吉井仁美館長(55)は、「日本が誇る最先端の新技術。あり得ないことが目の前で起こる『だまし絵』のような展示を楽しんでほしい」と話している。(2013年12月18日12時21分 読売新聞)
0 件のコメント:
コメントを投稿