超深海7800メートルの生物、世界初の3D撮影 「江戸っ子1号」帰還
無人海底探査機「江戸っ子1号」が撮影した水深7800メートル付近の様子。ヨミノアシロとみられる深海魚が泳いでいる(海洋研究開発機構提供)
東京の町工場が中心となって開発した水深8千メートルの無人海底探査機「江戸っ子1号」を載せた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船が
24日、神奈川県の横須賀港に戻った。探査機の3D(3次元)ビデオカメラで日本海溝の水深7800メートルの様子を撮影し、ヨミノアシロとみられる深海 魚やヨコエビが泳ぐ姿を確認。JAMSTECによると、超深海の生物が3Dカメラの映像で捉えられたのは世界で初めてという。
潜水実験は21日から3日間行われ、探査機3機を房総半島の東に位置する水深8千メートル前後の海底に投下。今回の実験で、1平方センチ当たり800キログラムという水圧に耐えられたことから今後、実用化に向けた具体的な検討を進める。
プロジェクトの呼びかけ人である杉野ゴム化学工業所(東京都葛飾区)の杉野行雄社長は「4年がかりでの開発の成果が出て感無量だ。今度は(水深1万1千メートルの)マリアナ海溝にチャレンジしたい」と話していた。2013.11.24 18:41 産経ニュース
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