理科離れ
若者の理科離れが取りざたされて久しいが、先日その原因の一端を垣間見る実態を知った。ある町の教育課担当のヒトと話をしていた。「実は小学校では理科免許?資格?を持ってない先生が教えているんですよ」。さらに仰天したのは、「なかには理科が嫌いな先生が教えているんですよ」ときた。
いちばん先生に影響される時期に、場合によっては、優れた先生との出会いによって一生の方向性が決まるかも知れない時期に、これではあまりにも子どもが気の毒だ。
情熱を持って科学の面白さを、科目間の連携があることを、勉強の面白さを伝えないといけない重要な時期なのに、出る杭を引き上げないといけない時期なのに――。疑問を持たせ、自分で調べさせ、自分で解答に導かせることで、自信と興味が醸成される大切な時期なのに――。子ども一人ひとりの興味とアプローチは異なって当たり前だし、世界への視野の広がりを持つ子どもも出てくるかも知れない、そこに個性の発揮が望めるだろうに――。
ひょんなことをきっかけにして生じた「外野席」からの意見・印象でした。
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