スポーツも人生も後半戦が面白い 5
住み替えと終の棲家と 2
前回の国内編に続き今回は国外編を想定してみる。円高メリットを享受できるうちならなお魅力的だ。
国外編
祖国の住環境に慣れ親しんだシニアレベルにとって、それを著しく下回る条件は受け入れ難いであろう。それはまずもって、インフラストラクチャーであり、治安、医療レベルの問題が重要となる。
滞在施設と周辺環境、親日的、温暖にして、食べ物が旨い、交通事情、物価が安く地震の心配が少ない地、歴史的文化財豊富な地、さらには、日本語が通じる、英語が通じる、日本の食材が調達できる等々、求めるものは、ないものねだりも含めて、際限なく広がる。
そんな国どこにある?国内でどこが悪い?たとえば、北海道や沖縄地方のほうが条件を満たしているのではないか――との声が聞こえてくる。
殊のほか好奇心旺盛で、若いメンタリティと体力を維持しているシニア世代も多かろう。文化遺産、食文化、ヒトとの繋がり、歴史、民族性、大自然等興味の対象は様々であるし、目的意識を持っての対応であるならば、十分にエンジョイすることができるだろう。
上記条件を満たす国や地域に、何らかの繋がりを持てる場合は、心強い決定要因となるかも知れない。たとえば親族や親しい友人がすでに生活の場を持っているなどである。しかし、四六時中頼ると云うことにはならない。あくまでもセットアップ時、スタート時、緊急時のみであり、早めの自立体制の確立が必須であろう。
次には、一ヶ所長期滞在なのか、観光ビザ期間内の短期滞在か、あるいは、夏場冬場の地域選択型なのかなど形態はさまざまであろう。本人の考え方次第であるが、もちろん、各々のメリット・デメリットがあり、うまく組み合わせるのもマンネリに陥らない秘訣と云える。
終の棲家をどこにする
避けて通れない重たい問題がある。体調不良になったとき、自立困難になったとき、不測の事態になった時などにどう対処するか。遅かれ早かれ直面する問題であることは明らかである。時期や状況の変化により流動的ではあろうが、事前に方向性を定めておきたい課題である。
さらに、終の棲家をどこにするか?一応元気を維持している現状では、まったく未定にして考慮対象外になっている。敢えて言及するならば、現在の心境では、おそらく何処にいたとしてもやはり戻ってくるだろうな。
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