2011年4月13日水曜日

スポーツも人生も後半戦が面白い 4

スポーツも人生も後半戦が面白い 4

住み替えと終の棲家と 1
 まったくの内輪の話でありますが、シミュレーションのひとつとして今後の10年間をどこで暮らしたいかを考えていた。その間は二人とも自立可能状態でこれと云った大きな体調の問題はなく、一応健康体を維持しているとの前提だ。いくつかのオプションが考えられるが、取り敢えずは便宜上、国内編と国外編を想定してみる。

国内編

現状優先
 一見一番面倒がなさそうに思えるのは、慣れ親しんだ今の場で今のままと云う選択肢であろうか。馴染みの場であり、いろいろ想い出の詰まった場でもある。ただ、シニア世代にとって階段が多い一軒家は持て余すところがあることも確かだ。リフォームにはそれなりの意義を見出し、工夫と対費用効果を考慮し対応する必要がある。 

住み替え
 家族構成の変化に応じたリロケーションが一般化し、抵抗なくスムーズに出来るような社会になれば良いのだがと思う。場所、広さ、住環境、医療体制、査定、希望等々マッチングシステム・サイトの機能充実がそれを容易にし、奨励・促進することになる。
 
コレクティブ住宅
 もはや伝統的な日本の大家族制度の復活が望める状況ではない。となれば、血縁に拘らない、いろいろな世代が混在する現代版大家族制度も魅力かも知れない。 
 ひとつはコレクティブ住宅と呼ばれるもので、個人のプライバシーを確保する私的な住戸と、食事や団らんなどお互いに支えあう共同生活の場を組み込んだ共同居住型の集合住宅のことである。都市における集合住宅の一つの形で、もともとは北欧で生まれた居住スタイルといわれている。

 それぞれの住宅は台所、浴室、トイレの備わった独立した住戸でありながら、それ以外に各住戸の延長として共同のキッチンや食堂、談話室などの共同スペースを設けている。共同スペースの使い方や維持管理は、居住者たちで決め、共同スペースをコアとして居住者同士が触れ合う生活が営める。多世代が混在することで各世代にそれぞれのメリットを呼ぶ場が形成され、より魅力が広がるであろう。

免震構造住宅
 大きな地震と絶え間なく続く余震に直面してみると、免震構造とバリアフリーを備えた集合住宅・マンションの存在がクローズアップされる。相応の規模で多世代の住人、コモンスペースの充実があれば上記のコレクティブ住居のメリットも同時に生かせるだろう。

0 件のコメント: