2011年4月15日金曜日

をゝしさ

をゝしさ
* しきしまの 大和心の をゝしさは ことある時ぞ あらはれにける (明治天皇)

*幕末・明治に日本にやってきた外国人たちは、貧しいながらも「個より公、金より徳、競争より和」を尊ぶ日本人の姿に驚嘆します。世界でもっとも幸福な国民と述べた人もいます。この震災でも世界中の人々の心を揺さぶったのは、未曾有の危機に直面しながらも、互いに手を差し伸べあい、また自らの危険を顧みずに救助に向かう、献身的な人々の姿でした。その光景に、藤原正彦さんは「日本人が日本人であることの誇りを忘れていなかったことの証し」を見てとります。

*東電の社長様はかけがえのない地球を放射能で汚染した事を謝れば済むと思っているのだろうか、、、遠山の金さんなら、さしずめ『江戸市中引き回しのうえ、打ち首、ゴクモン』でしょうね。。

*個人としての賢さ、忍耐力、勤勉、正直さ、責任感、分かち合いの精神、金だけが価値あるものではないという思想、宗教心などが力を発揮する。そして今回、自衛隊、警察、消防、現場で働く東電の人々などは、戦後の日教組教育が教えなかった命をかけて他者を守る最高の姿勢を見せた。(曽野綾子)

*実は、救援に訪れた医師はこの地で生まれ育った。短時間にできるだけの手当てをして、再び仙台の病院に戻るとき、集落の人々は満面の笑みすら浮かべて見送ったそうだ。彼らのほほ笑みを背に受けた医師は、絶望的なまでの政治の無策を実感し、「私は、彼らにかわっての憤怒を抱いて帰ってきました」と語る。(櫻井よし子)

0 件のコメント: