2010年7月24日土曜日

古代遺跡ストーンヘンジ近くで、似た構造物跡を発見

古代遺跡ストーンヘンジ近くで、似た構造物跡を発見
 ロンドン(CNN) 英国率いる考古学チームの研究により、イギリスの巨大な石の古代遺産「ストーンヘンジ」からわずか900メートル離れたところに、似た構造物があったとされることが明らかになった。
 新たに発見された場所には、ストーンヘンジに似た円状に並ぶ構造物があったとみられる円形に並ぶ穴が24個みつかった。穴は直径が最大1メートル、高さ3メートルまでの木製構造物の自立を支えられる作りになっているという。約4500年前のものと考えられている。
 チームに参加する英バーミンガム大学のヘンリー・チャップマン氏は、「石ではなく木で造られたものと思われるが、規模の点ではストーンヘンジ遺跡に匹敵する」と語る。

 この調査は、世界遺産であるこの地域の「地図を描く」ことを目的とした数百万ドル規模のプロジェクトの一環で、同プロジェクトには最新の画像技術が使われ ている。撮影された月面に似た画像から、地中に埋まった円の輪郭と、北東と南西の位置に向かいあった2つの入口があるのが分かり、中央部には埋葬塚と思わ れるものもあるのだという。
 チャップマン氏は、この技術により3次元の画像が見られるといい、「一度に5センチずつ剥がしながら仮想的に発掘し、(何が埋まっているかを)確認することができるようなものだ」と語る。
 同氏はまた、今回の発見はストーンヘンジの新たな章の幕開けになるかもしれないとも話している。 2010.07.23 Web posted at: 17:20 JST Updated - CNN

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