2010年1月4日月曜日

仕事始め(しごとはじめ)

仕事始め(しごとはじめ)

 元々は年が明けて初めて仕事をすることを言う。1月2日には普段の仕事を形だけ行い、その年の労働の安全や技能の上達を願うのが一般的であったそうだ。
 農村では田畑に鍬を入れたり、縄作りの作業を始め、田の神を祀って米や餅などを供えた。山村では山の神を祀り、木の伐り初めを行った。漁村では、船霊を祀って舟の乗り初めを行った。商家では、初売や初荷が仕事始めに当たる。

 近年では年始にその年の仕事、業務を開始する事を指して使われる場合が多く、官公庁では毎年1月4日を官庁御用始めとして初めて執務を行う日としており、一般企業の場合でもこれに準じていることが多い。かつては着物を着て出社する女性も多かった。美しく華やいで良い印象だった。

 私はこの日があまり好きではなかった。改まっての挨拶を聞かされたり、やらされたりが好みに合わなかった。自由人を謳歌する今回からはこれがないので大変喜ばしい。

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