129億光年かなたに、最古級銀河22個発見129億光年先で見つかった多数の銀河(矢印の先)=アストロフィジカルジャーナル誌提供の写真を加工
最古級の銀河22個 日米の国際研究チームが、約129億光年かなたにある最古級の銀河22個を、米ハワイ島の大型望遠鏡「すばる」で発見した。
宇宙初期の銀河がこれほど大量に見つかったのは初めて。今の銀河より巨大な星が集まってできていた可能性があり、宇宙の進化過程を解明する手がかりになりそうだ。12月発行の米専門誌に掲載される。
研究チームは、すばる望遠鏡に遠くの銀河を見分ける特殊なフィルターを取り付け、2006年から観測。宇宙誕生から8億年前後に誕生した銀河22個を見つけた。分析した結果、当時の宇宙を満たした紫外線量から推定されるよりも、星の総量が少なかった。
チームを率いた米カーネギー研究所の大内正己特別研究員は「宇宙初期の銀河では、大量の紫外線を効率よく出す巨大な星ばかりが作られた可能性がある」と話している。
(2009年11月7日06時52分 読売新聞)
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