2009年5月30日土曜日
川治温泉
鬼怒川温泉の少し先、川治温泉はある老舗旅館でのひと時。源泉が発見されてから280有余年、豊富な湯量、自噴、かけ流しなどが売り! 風呂で一緒になった今日だけで4回目だと自慢する埼玉から来たと言うおじさんは、5連泊、3度目、鬼怒川は4度目だという。さすが内情にも通じているようだ。当該おじさんの言によれば――この旅館の経営者が最近千葉の人に代わった、人件費節約のため仲居さんの数が極端に少ない、会席料理は日光の手前(いまいち)だが、バイキング料理は頑張っている。川治も鬼怒川もここ十年で随分経営破綻で潰れたところが多い等々、湯あたり状態でご高説を伺いました。
確かに毎分3200リットル、自噴、源泉47度、源泉掛け流しの名に恥じない良い温泉であった。興味を持って、案内・宣伝パンフ等を参考に調べてみた。
川治温泉の歴史: 享保8年(1723年)、男鹿川上流の五十里湖が決壊し、川治の集落は水没する。しばらくして水が引けると、男鹿川沿いに温泉が湧いているのが発見された。これが川治温泉のはじまりで、”川治”という名は、本街道(会津西街道)とは別に川に沿った道を「川路」と呼んでいたのが、後に”川治”と言われるようになったという説がある。
湯量: 男鹿川の両岸に旅館が建ち並ぶ川治温泉。現在毎分3,400リットルのお湯が湧き出ている。
自噴: 多くの温泉は地中の源泉からポンプを使って汲み上げているが、川治のお湯は自噴の天然温泉である。源泉が地中浅くに位置するため、至るところでお湯が湧き、300年近く経った今でも、源泉自らの力でお湯が供給されている。
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